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Engineer Life

July 25, 2020 By admin

GAFAのエンジニアになるには(前編)

将来、GAFAでエンジニアとして働いてみたいが、どのようにキャリアを作っていけば良いのか知りたい。採用の際にどんなことが評価されるのか知りたい。

ー読者のギモン

この記事では、GAFAのエンジニアとして採用される際に考慮されるであろう要素を5つ紹介し、次にそれらをクリアする戦略を紹介します。但し、本記事の内容は、筆者(@EngineerLifeOrg )の経験、また周囲の人の経歴などを参考にしているに過ぎないので、あくまで一例として参考にするに留めてください。

本記事(前編)の内容

  • GAFAのエンジニアになるのに必要な要素 (前編)
    • 英語力
    • 語学力
    • 専門知識
    • 経験
    • コミュニケーション能力
  • GAFAのエンジニアになるためのケース別ストラテジー (後編)
    • 学生
    • 若手エンジニア 転職
    • 若手エンジニア 留学

この記事を書いている私(@EngineerLifeOrg )は、現在GAFA(のうちの一つ)本社でエンジニアとして働いています。

関連記事 【現GAFA勤務】GAFA各社の推定年収を比較!【新卒で2000万?!】

GAFAのエンジニアに必要な要素

一つ、大きな指針を言葉で表現するなら

そのポジションで唯一の存在になる。

という点でしょうか。

GAFAには世界各地からエンジニアがApplyして来ます。人材はとても流動的です。世界中で私にしかできない、もしくは、私が最もうまくできる、ことを示せなければ、オファーを得ることは難しいかもしれません。とはいえ、何か一つのことで世界でトップである必要はありません。スキルや経験を組み合わせて、そのポジションにおいてNo.1、もしくはOnly 1になれば良いのです。以下で説明する要素を一つ一つクリアできれば競合者は世界で見てもそんなにいないはずです。

英語力

英語力は最低限、意思疎通に困らないレベルを目指す

当たり前ですが英語圏で働く場合、英語力は武器にはなりません。英語を我々よりうまく話せる人間は何億人といます。ですので、最低限、減点されないレベルを目指しましょう。

西海岸のTech企業であれば、減点されないレベルはそんなに高くありません。中国やインドからのエンジニアも多く、いろんな英語を受け入れる環境あり、多くの人がNativeレベルの英語を期待していないからです。

とはいえ、最低限、意思疎通できるレベルは必要です。入社直後は上司やメンバーから指示をもらうことが多くあると思いますが、それらの指示は少なくとも聞き取れる必要があります。また、プロジェクトのミーティングではうまく発言はできなくても、議論の内容が追える程度の英語力は必要です。これができないレベルではパフォーマンスを出すのも信用を構築するのも厳しいです。

TOEICでの水準としては900点後半

TOEICでの水準としては900点後半、リスニングは満点程度でしょうか。以下の記事では英語について述べています。

シリコンバレーで通用する英語力 TOEICなら〇〇〇点

もちろん、ポジションによってはさらに高いレベルの英語力が必要となるケースもあります。例えば、テックリードのような、プロジェクトの技術面をリードするポジションではプロジェクト内外とのコミュニケーションが多く発生するため、より高い英語力が必要となるでしょう。

一方、テックリードの下にぶら下がるポジション、一担当エンジニアであれば、コミュニケーションはある程度プロジェクト内に限られるため、要求される英語力はテックリードのそれよりも下がるでしょう。

語学力

日本語を活かす

英語力を加点に使えない一方で、他の言語が話せる場合は加点になる場合があります。日本人の場合は日本語になるでしょうか。

GAFAの多くはグローバルでビジネスを展開しており、世界中にビジネスパートナーがいます。日本に支社やベンダーも抱えています。こういった状況で、他のエンジニアがアクセスできない日本語の情報にアクセスできたり、日本の支社のメンバーや日本のベンダーと、より深いコミュニケーションが取れるためです。

私自身も、日本のベンダーと仕事をすることがあります。他の日本語が話せないエンジニアと共に日本のベンダーとミーティングをすると、日本のベンダーの英語力が低いために議論が深まらないことが往々にしてあります。そういった場合に、直接、日本語で話をするとうまく話がまとまる、といった場面です。こういったことはベンダーに限らず、日本支社とのコミュニケーションでも起こります。

日本で働くエンジニアの英語力の低さを活かす

日本で働くエンジニアの英語力があまり高くないため、英語圏のエンジニアはうまくコミュニケーションが取れないのです。こういった状況では、英語に加えて日本語が話せることは、ポジションによっては重宝される可能性があります。

ちなみに私の周りでも日本語が使えるエンジニアは日本人を除いてほとんどいません。

専門知識

分野トップレベルなら言うことなし

ここが最も日本人が加点を伸ばすポイントになるでしょう。理想の水準を言えば、その分野で名前が知られているレベルでしょうか。

基本的にGAFAはその分野でトップを目指す戦略です。人材にも最高レベルの専門性を求めています。実際に私の周りのいる日本人のエンジニアにはそういう方々はいます。

トップレベルでなくても基本がしっかりしていれば大丈夫

とはいえ、業務にもいろいろなレベルがあり、世界トップレベルのエースエンジニアにしかできない仕事ばかりでもありません。エースエンジニアのサポートをできるレベルにあれば、潜り込むことは可能です。このレベルであれば、専門知識としては業界の基礎知識がおさえてあり、また学術的な基礎も理解していれば、大丈夫ではないでしょうか。

例えば、私が携わっているプロジェクトにも、業界で名が知られているエースエンジニアがいますが、そのエースの指示のもとに動けるエンジニアが私も含め複数人います。業界の最低限の知識があり、エースエンジニアの話している内容を理解することができれば、プロジェクトに貢献することは可能です。

ただし、何年間もそのままのポジションに甘んじていては、まずいかもしれません。常に学んで、少しでも向上しようとする努力は入社後も必要です。

経験

プロジェクトリードの経験

専門知識と同様に、ここでも加点を期待したいです。その専門分野でプロジェクトをリードし成果を残した、というような経験です。例えば、以下のような感じです。

  • 製品開発なら、1~3年かけて自社製品のあるコンポーネントの開発をリードして発売までつなげた。
  • 技術開発なら、3~5年かけてある分野の技術開発をリードして、自社製品への採用までつなげた。

世界的にもその分野で知名度がある会社で経験を積む

もしその会社が世界的にもその分野で知名度があるなら尚良いです。例えば、ハードウェアであるならSonyのイメージセンサーであるとか、Canonのレンズであるとか、です。これらの企業でその強みである技術や製品に関わるプロジェクトをリードした経験があれば、かなりのアピールになるでしょう。

基本的に即戦力を求めるので、入社後すぐにプロジェクトを任せられるな、と感じてもらえる経験が語れるかが大事です。その意味でも狙っているポジションに近い経験を語ると良いです。

私の周りでは、同業他社やベンダーからヘッドハントされているケースがとても多いです。私の上司はベンダーからヘッドハントされた人ですし、ある同僚は同業他社からヘッドハントされて来ました。

コミュニケーション能力

論理的に話せる

一点目は論理的に話すことができるか、ということです。

論理的とは、に深い入りはしませんが、要するに、AだからB、BだからC、というように筋道を立てて物事を説明できるか、ということです。そこに飛躍があったり、主張と根拠にズレがあると、相手は不安に駆られます。

そもそも英語がうまく話せないのに、さらに話している内容も論理的でないと、ますますコミュニケーションが困難になってしまいます。

欧米式の論理展開で話せる

二点目は欧米式の論理展開で話せるか、ということです。

まず、主張を伝え、次に根拠、この順序で説明する必要があります。ここで、主張と根拠の順序が逆になっていたり、主張が明確でなかったりますると、相手はまた不安になります。

例えば、Yes,No で答えられる質問に対してだらだらと説明から入る。というのはよくありません。明確にYes, もしくはNoと答え(主張)、その回答に対する根拠を示す。またYesでもありNoでもある、という状況ではYes and Noと言って、ケース別にYesとなる条件、根拠を説明。次にNoとなる条件、根拠と言う風に話すこともできます。

GAFAのエンジニアになるためのケース別ストラテジー (後編)

後編ではGAFAのエンジニアになるためのケース別のストラテジーを紹介しようと思います。

GAFAのエンジニアになるには(後編)

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