GAFAでインターンしてみたいが、どのようにインターンのオファーを獲得できる?どんな人が採用される?何からはじめたら良い?
一読者のギモン
本記事の内容
- GAFAのインターンを取れる人の特徴5選
- エンジニアとしての経験
- プロジェクトを牽引した経験
- 自分のアイディアを形にした経験
- 英語圏での経験
- コミュニケーション能力
- GAFAのうち2社からインターンを得た話
- GAFAの求人
- MBA留学
- ボストンキャリアフォーラム
- 事前準備
- 面接
- 追加面接(をスルー)
- オファー通知
- GAFAでのインターンを獲得するために何をする?
- 自分の専門分野の求人がないか調べてみる
- 専門分野でのスキル・経験を深める
- とりあえず英語は勉強しておく
- まとめ
この記事を書いている私(@EngineerLifeOrg )は、日系メーカーでエンジニア職を5年経験したのち退職、海外MBA留学をしました。留学中にGAFAでのインターンを経験。MBA卒業後はGAFA本社でエンジニアとして働いています。現在4年目です。
GAFAのインターンを取れる人の特徴5選
GAFA2社からインターンオファーを獲得した経験、また現在、そのうちの1社で働いている経験をもとに、インターンを獲得できる人の特徴を5つリストアップしました。
- エンジニアとしての経験
- プロジェクトを牽引した経験
- 自分のアイディアを形にした経験
- 英語圏での経験
- コミュニケーション能力
エンジニアとしての経験
フルタイムもしくはインターンでエンジニアとして働いた経験があると有利になるかと思います。
GAFAではインターンであっても入社後、すぐにエンジニアとして成果を求められます。面接で、エンジニアとして成果を出した経験を語れれば、説得力があります。
私の場合は、日本の大学で大学院を修了し日本のメーカーで技術開発を5年ほど経験していました。インターン選考の面接でもメーカー在籍中のプロジェクトについて聞かれました。エンジニアの経験は選考の過程でも評価されたものと感じています。
まだフルタイムのエンジニアとしての経験がない学生の方でもインターンでの経験や、研究室での研究、課外活動や趣味としてエンジニアリングに打ち込んだ経験があると良いかと思います。
プロジェクトの牽引した経験
エンジニアとしての経験の中で、自らがプロジェクトをリードした経験があるとより魅力的です。
GAFAでのインターンは、ただ作業をこなすだけ、という形にはならないことが多いと思います。インターンの一般的な期間は2−3ヶ月あるいは半年と、割と長期なので、ある程度のプロジェクトを自ら計画して実行するという形になると思います。チームメンバーに協力してもらったり、他部署のエンジニアとやりとりすることもあるでしょう。場合によってはベンダーに仕事をお願いすることもあり得ます。ですのでプロジェクトをこなした経験をアピールできると良いです。
私の場合はエンジニア歴5年の中でいくつか自らがリードしたプロジェクトの案件がありました。これらの経験を面接の中でも伝えました。
社会人経験のない学生の場合であれば別のインターンでの経験や研究室での研究で複数人で取り組んだものがあれば、それらがアピールポイントになるかもしれません。
自分のアイディアを形にした経験
これまでの経験の中で自らのアイディアを使ってプロジェクトに貢献した経験があると良いです。
GAFAでは、ただ他人の指示を待つ人材は必要としていません。自らアイディアを出し、それを実行することが求められます。
私の場合は、研究室での研究内容や、業務中に行った改善、プロジェクトで活用したアイディアなどを面接の際に説明しました。
エンジニアの経験がある方や大学の研究室で研究をしてきた方は自分のアイディアを形にしてきた経験があるはずです。論文や特許にしてきたものがあれば分かりやすいですが、あまり意識してなかった小さなアイディアも伝え方を工夫すれば、評価されます。事前に整理しておくと良いと思います。
英語圏での経験
GAFAでインターンをするなら留学や英語圏で働いた経験があるとよいでしょう。
本社でのインターンなら、全て英語でのやり取りになりますし、日本の支社でのインターンでも英語に触れる機会は多いと思います。日本人のエンジニアは他のアジアのエンジニアと比べても英語が上手くないです。日本人を面接もしくは採用したことがある企業は英語力にも注意して確認してくると思います。英語圏での経験があれば採用側にとっても幾らか安心材料にはなるはずです。
私の場合はMBAの1年目が終わるタイミングでのインターンでしたので、インターンをする前には1年間の留学の経験があったことになります。
日本でしか働いたことがない場合でも、面接で、「この人ならコミュニケーションできるな」と思われれば問題ないです。
コミュニケーション能力
いかに効果的に情報を伝えられるか、ということです。技術的な情報を、他部署のメンバーや上司に効果的に伝えられるかとどうかは、とても重要な要素です。
GAFAでは多種多様なバックグラウンドを持つ人々が集まっています。話の構成の仕方、ロジックの組み方が違うことがあり、相手のメンタルモデルを理解できていないとうまく伝わらないことがあります。
私の場合は、MBAのアドバイザーに伝え方のフィードバックを受けたりしました。ただ、基本はそんなに難しいことではなく、面接のシチュエーションで言えば、以下のフォーマットで答えられれば大丈夫です。
- 質問に直接答える
- その理由
- 具体例・根拠
基本は簡単なのですが、プレッシャーのかかる場面や、話そうとしている内容の理解が曖昧だったりすると、意外と難しかったりします。
GAFAのうち2社からインターンを得た話
この記事では私がどのようにインターンを獲得したかゆるーい体験記的に述べたいと思います。こんな感じでインターンのオファーは取れるのか、とイメージが湧くかと思います。
GAFAの求人
メーカーに在籍中に、先輩エンジニアからGAFAの1社についての求人の話を聞きました。当時、自分の専門分野がGAFAに関わっているイメージがなかったので求人があると知ったのは少し驚きでした。その時は全く転職する気はなかったのでスルーしましたが、なんとなく頭の片隅にそのことが残っていました。のちにその1社に転職することになりました。
MBA留学
元々、駐在として海外で働きたかったので、社内では駐在のポジションがないか探していました。しかしながら、しばらくして社内でポジションを見つけるのは難しそう、ということがわかってきました。
ですので、思い切って仕事を辞め、とりあえず海外に出ることにしました。当時は技術以外の分野、経営や起業にも興味があったのでMBAに行くことにしました。
ボストンキャリアフォーラム
MBA留学後、就職活動としてボストンキャリアフォーラムに参加の申し込みをしました。GAFAのうち何社かはボストンキャリアフォーラムに参加することがわかっていました。
ボストンキャリアフォーラムでは事前に受けたい企業に申し込みをすることができます。私はここでGAFAのうち2社を含む、合計10社程度、申し込みを出していました。
事前準備
英文レジュメは、MBA受験用に作成していたものをベースに、大学のアドバイスを受けながら修正しました。ベースがあったのでそんなに時間をかけていません。述べ数時間程度だったと思います。
面接対策としては、大学のアドバイザーと模擬面接を何度か行いました。特定の会社に向けた対策はほとんどしませんでした。こちらもそれほど時間はかかっていません。数時間程度です。
面接
GAFA1社目
面接官はアメリカ本社から来たエンジニアリングマネジャーでした。小さなブースで1対1。面接時間は20分から30分程度。聞かれた内容は以下のような感じ。
- これまでの業務でCreativityを発揮した経験。
- 困難に直面した状況。そこでどうしたか。
- プロジェクトをリードした経験。
技術的に細かい内容まで聞かれました。特に圧迫感はなく、できる限り話を引き出そうとしてくれている感じがしました。英語はやや聞き取りにくかったですが、聞き返したりしながらなんとか切り抜けました。
GAFA2社目
日本支社のマネジャーと思われる日本人の方が面接官でした。こちら1社目よりやや広めのブースで1対1でした。面接時間は30分程度。日本語も少し話しましたが、基本は英語での面接となりました。
- MBAで面白かった授業を説明して。
- 今日のニュースで気になったことは?
- インターンで入った場合、どういったプロジェクトをやってみたい?
1社目よりも一般的な内容でした。技術面についての議論はあまりしませんでした。英語は日本人でしたので、問題なく聞き取れ、ついていくことが出来ました。
追加面接(をスルー)
面接を終えた日の夜、GAFA1社目からテキストが届いており、翌日再度面接をしたいとのことでした。が、そのテキストに気がついたのは翌日の昼ごろで面接時間を過ぎていました汗。電話で予定を組めないか相談しましたが、面接官の予定が合わず。面接は流れてしました。
オファー通知
ボストンキャリアフォーラムが終わって、数日中にGAFA2社目からオファーの通知がありました。
また、なんと追加面接をスルーしてしまったにもかかわらず、GAFA1社目からもオファーが届きました。
GAFAでのインターンを獲得するために何をする?
GAFAでのインターンに興味がある方へアドバイスするとすれば以下の3つです。
- 自分の専門分野の求人がないか調べてみる
- 専門分野でのスキル・経験を深める
- とりあえず英語は勉強しておく
自分の専門分野の求人がないか調べてみる
まずは求人がないか調べてみましょう。自分の専門分野は全然関係ないと、思っても意外と求人があったりします。そういう分野は他のエンジニアとの競争が低く穴場だったりします。
専門分野でのスキル・経験を深める
自分の専門分野のスキルや経験をしっかり伸ばしておきましょう。GAFAはどの分野であれ最高レベルの人材を求めています。専門分野で目に止まるものがないとなかなかインターンも取るのが難しいです。ここは一朝一夕にはいかないところですが、地道に努力を重ねましょう。
とりあえず英語は勉強しておく
英語も勉強しておきましょう。GAFAで働くとなれば、日本支社であれ、ほぼ英語は必須です。ですのでインターンの面接もほぼ英語です。せっかく専門性があっても全く意思疎通ができない、ではオファーを獲得するのは難しいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。GAFAでのインターン獲得について参考になりましたでしょうか。以上の内容に対して自信を持って回答できる方はかなり可能性がある、と思ってもらっても良いのではないかと感じます。
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また、英語についての記事も書いています。気になる方はぜひ。