Career | Engineer Life https://engineerlife.org Sat, 06 Nov 2021 13:32:08 +0000 en-US hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.5.3 【アメリカで就職】採用面接を突破する8つのコツ https://engineerlife.org/us-interview/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=us-interview Thu, 28 Oct 2021 13:20:42 +0000 https://engineerlife.org/?p=827 「アメリカでの採用面接がどのようなものか知りたい。その採用面接を突破するコツを知りたい。」
【本記事の内容】
・アメリカでの採用面接を突破する8つのコツ
・面接体験談

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この記事で答える疑問
  • アメリカでの採用面接がどのようなものか知りたい
  • その採用面接を突破するコツを知りたい

この記事は以下のような方にお勧め

  • 将来海外で特にアメリカで働いてみたい
  • 外資系への転職に興味がある

この記事の内容

  • アメリカでの採用面接を突破する8つのコツ
    1. STARテクニックを活用する
    2. 質問が聞き取れなかったら聞き直して確認する
    3. 質問に答えているか確認する
    4. 募集要項を読み込んでニーズを考える
    5. 事前にインタビュアーの経歴を確認しておく
    6. 相手との共通点を引き出す
    7. リクルーターのメールから面接で聞かれる内容を推測し準備する
    8. Thank you letter を出す
  • 面接体験談

この記事を書いている人

記事を書いている私(@EngineerLifeOrg )は、日系メーカーでエンジニア職を5年経験したのち退職、私費にてMBA留学。MBA卒業後はアメリカのGAFA本社でエンジニアとして働いています。エンジニア歴10年。

アメリカでの採用面接を突破する8つのコツ

1. STARテクニックを活用する

STARとはSituation, Task, Action, Resultの頭文字を取ったもので、STARテクニックとは成果を効率的に伝えるためのフレームワークです。STARテクニックは面接だけでなく、入社後、定期的にあるであろうパフォーマンスレビューの際にも活用できます。

Situation

これから話す内容の背景を説明します。ただしこの部分は長くなりすぎないよう必要最低限のボリュームにします。次のTaskで話す内容が理解できる状態にするのがこのSituationでの主目的です。

もう一つの目的としてはどれだけ重要なことをやっていたかを理解してもらうことです。

Task (Challenge)

次に自分の課題を説明します。自分が成し遂げたことがどれだけ難しいことなのかをこのTaskで伝える必要があります。

Action

課題に対してどのような行動を取ったのかを説明します。ここで独自のアイディアがあるのが望ましいです。インタビュアーは候補者がどのように思考しどのように行動したか、を知りたがっています。このセクションがメインディッシュになるイメージです。ですので比較的ボリュームを割きましょう。

Result

最後に行動の結果どうなったかを説明します。面接では良い結果が得られたケースの話をすることが多くなると思いますが、インタビュアーによっては失敗談を聞いてくることもあります。

2. 質問が聞き取れなかったら聞き直して確認する

面接の際、少しでも英語が聞き取れなかった部分があれば、推測して答えるのではなく、聞き返して理解してから質問に答えるべきです。特に面接の最初の質問が聞き取れなければ、確実に聞き返しましょう。

Could you speak slowly again?と言えばゆっくりと再度質問してくれるはずです。最初の質問でこれをできれば、後の質問のスピードも下げてくれる可能性が高く、楽になります。

あまり聞き返すと印象が悪いのでは、と感じる必要はありません。むしろ堂々と聞き返してしっかり理解する姿勢を示す方が、ぼやっとした理解で話を進めるより、はるかに印象が良いです。

3. 質問に答えられていたかを確認する

質問に答えた後、インタビュアーの反応がいまいちだったりした時は、質問に対して適切に回答していたかどうかを確認するのも有効です。

もし質問に答えられていなかった場合は、インタビュアーがそう教えてくれるはずです。

再度、解答し直すのも問題ありません。むしろ有効ですので新たな理解のもと話をしましょう。

4. 募集要項を読み込んでニーズを考える

事前に募集要項を読み込んで、採用側が欲している要素を確認しておきましょう。

自分の一番の売りが相手が欲しい要素とは限りません。

極端な例で言えば、日本人にとって英語ができることはある一つのスキルとみなせますが、アメリカではスキルでもなんでもないです。当たり前ですが、英語が得意だ、とアピールしても意味がないです。

他にも、特定の分野での経験を高く評価してくれるケースもあります。自分にとってはそこまで価値のある経験だという意識がなくても、採用側が評価することもあるのでしっかりアピールできるようにしておくと良いでしょう。

5. 事前にインタビュアーの経歴を確認しておく

可能であればLinkedInでインタビュアーの経歴を確認しておきます。

インタビュアーの経歴から、インタビュアーの前提知識を想定できます。そうすることでこちらの説明の仕方を調整できます。

例えばインタビュアーがゴリゴリの技術バックグラウンドであれば、こちらもそれを前提としてより深い技術的説明ができます。

一方で相手がエンジニアではなくプロジェクトマネジャーだったりすると、技術的な説明は簡単なものにしながら、相手の質問に答えていく必要があります。技術に詳しいプロジェクトマネジャーもいるのでその辺りは反応を見ながら調整します。

6. 相手との共通点を引き出す

一般に、自分との共通点があることがわかるとより相手に親みを持つことが知られています。Unconcious biasの一つで、similarity bias とか ingroup bias と呼ばれています。無意識のうちに相手に好感を持ちやすくします。

大企業ではこういったUnconcious biasを排除するためのトレーニングをしているはずですが、完全に排除するのは難しいです。

事前に相手の経歴から自分との共通点を探しておき、適切なタイミングで触れることも効果的かもしれません。

例えばインタビュアーが日本で働いた経歴があったりだとか、日本の取引先と仕事をしていただとか、そのあたりで話を膨らませることができるかもしれません。

7. リクルーターのメールから面接で聞かれる内容を推測し準備する

面接の日程が決まるとリクルーターがメールをくれます。メールには面接の日時、インタビュアーの名前が記載されています。

その他に面接の主目的が記載されていることがあります。例えばプロジェクトをリードした経験について、や国際経験について、などです。

それらの文言は漠然としたものがほとんどですが、そこから実際にされるであろう質問を推定し、回答や具体例を準備しておくことが有用です。

例えば 技術開発についてとの文言があれば、新規に開発した技術についての経験談、解説を準備しておきます。どのようにプロジェクトを定義し、進めたか、どのような困難がありそれをどう克服したかなど、ストーリーを語れるようにしておきます。

8. Thank you letter を出す

面接後にはインタビュアーへお礼のメールを出しておきましょう。

会社によっては、Thank you letterが採用に影響することはない、と明言しているところもありますが、悪く作用することはほとんどないと思います。出すな、と事前に言われていない限り、とりあえず出しておくことをお勧めします。

面接体験談

ここからは実際に私が経験した面接の流れを解説したいと思います。

元同僚からお誘いのメッセージ

ある日、元同僚からテキストメッセージが来ました。エンジニアを募集しているんだけど、興味ないかと。

その元同僚は私とほぼ同時期に入社し、入社後2年間ほど一緒に仕事をし、転職していったエンジニアでした。転職からは2年ほど経っていました。

もし興味があるならレジュメを送って欲しいとのことだったので、転職にはそこまで興味はありませんでしたが、試しにとレジュメを送ることにしました。

レジュメのアップデート、送付

週末を費やしてレジュメをアップデートすることにしました。

私の場合はMBA時代に作成したレジュメがあったのでこれを元に4年間分のアップデートを加えました。

アップデートした後、レジュメを元同僚に送付しました。

面接の調整

レジュメを送ると数日中にリクルーターからメールが来ました。

Hiring Manager との面接を設定するとのこと。

こちらの希望する時間帯をいくつか伝えるとリクルーターが面接の日程を調整してくれました。

インタビュアーとなるHiring Managerの名前も教えてくれました。

Hiring Managerの調査

名前がわかったので早速LinkedInで検索。

するとHiring Managerも元々は私が現在いる会社にいたことがわかりました。

また、経歴からエンジニアからマネージャーになったこともわかりました。

Hiring Manager との1:1での面接

Hiring Managerとの面接はオンラインで行われました。時間は約1時間。

終始、相手はニコニコで圧迫面接みたいなことは全くありませんでした。

内容は、これまでの経験についてと話したのと、いくつかの簡易なケーススタディーをしました。

また、なぜ転職を考えるのか、なぜうちの会社に来たいのか、何を期待しているのかといった志望動機も聞かれました。

プロジェクトチームメンバー計6人との面接 

Hiring managerとの面接が終わって数日後にリクルータから電話があり、他のメンバーとも面接をして欲しいとのこと。

メンバーとの面接は全て1対1の形式で、合計6人。1回の面接時間は45分、2日に分けて面接することに。メンバーは主にHiring Managerの部下、もしくはプロジェクトを共にすることになると思われる人たちでした。

各メンバーはそれぞれ担当が異なるので異なる視点で質問が行われました。大半のメンバーは主に技術的な質問をしてきました。該当の役割で必要となると思われる内容でした。

ある面接では、チームワークに関わる質問もされました。どのような人となら仕事がしやすいか、どのようにチーム間の折衝を行うか、など。

また、技術的なケーススタディーもありました。あるプロダクトを想定し、どのように開発を進めるかを議論していくというものでした。キーとなるパラメータや開発を進める上での注意点を指摘していくというものでした。

全体的な感触はどれも良好で、あるメンバーは、あなたの経歴はmore than excellentなので推薦するよ、とまで言ってくれました。

フォローアップ面接

プロジェクトメンバーとの面接が終わり、1週間ほどして、再度リクルーターから連絡がありました。

フォローアップの面接をしたいとのことでした。

Interviewer はTech Lead teamのチームリーダーで形式はケーススタディでした。問題の設定をInterviewerが説明し、そこからディスカッションのような形で答えていきました。

いくつか問題設定がはっきりしないところがあり質問しました。Interviewerも問題設定が不十分だったと感じたのか、しっかり説明し直してくれました。

面接自体はそこそこの感触で終わりました。

Hiring Managerから連絡あり

フォローアップ面接の後、1週間して、Hiring Managerから連絡あり。まず選考やポジションに関して何か質問はないのかと切り出したので、こちらからいくつか質問をしました。

こちらからは勤務地であったり組織のことを質問しました。

こちらの質問の後、Hiring Managerからの質問があり、改めて何を求めてFBに来たいのかと聞かれました。

こちらからは3つ提示しました。1つ目は働き方のフレキシビリティ、つまり勤務地をこちらで選べるか、ということ。二つ目は仕事の幅を広げられること。3つ目はチームを率いる機会があること。

人事からほぼほぼオファーを出すという連絡

Hiring Managerとの電話の後、すぐに人事からメールがあり、Congratulationの文字。ただし、これから内部での承認プロセスを進めるが途中で再度フォローアップ面接を要求されたり不採用になる恐れもあるよ、と。

また、プロフェッショナルリファレンスを取りたいので2〜3人候補の人をあげてほしい、とも。このプロフェッショナルリファレンスではWeb surveyのようなことをするだけのようでした。

リファレンス探し

現在所属している会社のメンバーにはリファレンスはお願いしにくいので、誰にお願いするか悩みました。転職していった人ならお願いしても問題ないので転職者をリストアップしてそこから選ぶことにしました。

リファレンスはFB社内でも良いようでした。ただし、転職して一年以内の人はリファレンスになれない、という契約の人もいるので注意が必要です。

つまりA社からB社への転職考えているとしたとき、自分より先にA社からB社に転職した人にリファレンスを頼む場合、その人が転職したのが一年以内だとリファレンスを頼めない、ということです。

私の場合は何人か一年以上前に転職した知り合いがいたので彼らに依頼しました。

再度フォローアップ面接

リファレンスを送付してしばらくすると、再度フォローアップの面接をしたいという旨のメールが送られてきました。

メールに記載されたInterviewerの氏名には見覚えがありました。LinkedInで検索すると、またもや元同僚でした。

面接の冒頭では、前に同じ部署で働いてましたよね、という話から入りました。その後、相手側のバックグラウンドの説明があり、次にこちらの経歴の説明をしました。

面接の主題は技術的な話で、かなり基本的な内容から聞かれました。やや私の専門からズレる部分もあったのですが、なんとかそれなりに応答できました。

そして最後はこちらからの質問で終わりました。

面接結果

2度目のフォローアップ面接の後、数日して人事からメールがありました。オファーを出す、とのこと。メールの翌日、電話があり、おおよそのベースサラリーやボーナスについて説明がありました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。アメリカでの採用面接のイメージが湧いたでしょうか。

以下、この記事のまとめです。

  • アメリカでの採用面接を突破する8つのコツ
    1. STARテクニックを活用する
    2. 質問が聞き取れなかったら聞き直して確認する
    3. 質問に答えられていたかを確認する
    4. 募集要項を読み込んでニーズを考える
    5. 事前にインタビュアーの経歴を確認しておく
    6. 相手との共通点を引き出す
    7. リクルーターのメールから面接で聞かれる内容を推測し準備する
    8. Thank you letter を出す
  • 面接体験談

海外でのキャリアについては過去にも記事を書いています。

英語の学習に興味のある方へは以下の記事もおすすめです。

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なぜシリコンバレーでインターンするのが難しいのか【3つの理由】 https://engineerlife.org/sv-intern/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=sv-intern Wed, 26 May 2021 13:42:54 +0000 https://engineerlife.org/?p=747 「シリコンバレーでインターンをしてみたいが、インターンシップのオファーを獲得するのはどれくらい難しいの?どうしたらインターンできる?具体的なステップを知りたい。」
【本記事の内容】
・シリコンバレーでのインターンが難しい理由3つ
・シリコンバレーでインターンするためのストラテジー
・シリコンバレーでインターンするための具体的なステップ

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シリコンバレーでインターンをしてみたいが、インターンシップのオファーを獲得するのはどれくらい難しいの?どうしたらインターンできる?具体的なステップを知りたい。

一読者の疑問

この記事ではそんな疑問に答えます。

記事を書いている私(@EngineerLifeOrg )は、日系メーカーでエンジニア職を5年経験したのち退職、私費にてMBA留学。MBA卒業後はアメリカのGAFA本社でエンジニアとして働いています。エンジニア歴10年。

本記事の内容

シリコンバレーでのインターンが難しい理由3つ

日本の大学から直接シリコンバレーは正直かなり難易度高いです。

その理由は以下の3つです。

  • 就労許可を取るのが簡単ではない
  • 高い英語力が要求される
  • シリコンバレーの企業と接点がない

就労許可を取るのが簡単ではない

アメリカでインターンをする場合、有給無給にかかわらず就労可能なビザが必要です。

しかしそのビザの取得は通常簡単ではありません。

例えば、専門職むけの就労ビザであるH1-Bビザは毎年抽選が行われるほど応募が多くあり、抽選に通らなければ審査に進めません。

また、H1-Bビザの申請は基本的には雇用主がサポートしてくれる必要があるので、内定が決まっている必要があります。

高い英語力が要求される

英語力の壁もシリコンバレーでインターンを難しくしている要素の一つです。

当然ですが会話ができなければ仕事をするのは難しいです。

英語の要求度は職種にもよります。例えばエンジニアであれば英語力に自信がなくても専門知識でなんとかなる場合もあります。

シリコンバレーの企業と接点がない

現地企業との接点が少ないのも難点です。

日本の大学生が日本の企業に就職する際には企業説明会があったりします。

アメリカの大学でも同じような企業説明会もありますが、日本の大学生が参加するのは難しいでしょう。

ですので、まずはLinkedInに登録しましょう。

興味のある会社の関係者に手当たり次第invitationやmessageを送ってみても良いかもしれません。

シリコンバレーでインターンするためのストラテジー

シリコンバレーでインターンをするストラテジーとはズバリ、アメリカに留学をすることです。

アメリカに留学することですでに述べた3つの壁を超えやすくなります。

就労可能な制度が利用できる

留学をする上では通常FビザやJビザを取得することになります。FビザやJビザであればCPTが取得できます。

CPTはCurricular Practical Training と言い、留学生に専攻と直接関係のある職業の短期就労を許可する制度です。

この制度は卒業前までに利用できます。多くの学生は夏休みの期間にCPTを使ってインターンをします。

英語力を鍛えることができる

そもそも留学するためには英語のレベルが一定の水準に達している必要があります。

もちろん目指す大学によっても水準はそれぞれです。

それなりに名が知られている大学院に行こうと思うと、TOEFLで100点もしくは105点程度は必要になるでしょう。TOEICで言うと900点後半以上ぐらいかと思います。

留学先に合格し、留学中しっかり授業についていければ、インターンでやっていける程度の英語力はついているでしょう。

企業との接点を多く持てる

様々な企業が説明会をしに大学に来てくれます。

個別での面談が可能なセッションもあります。

担当者が正式な面接について案内してくれることもあるでしょう。

日本人向けの合同企業説明会もあります。有名なのはボストンキャリアフォーラムです。

日本からも参加できるかもしれませんが、基本的にはアメリカに留学している学生を対象としています。

多くの日本人留学生はこのBCFでインターン先を見つけます。

BCFでは日本で働くポジションが多いですが、中には海外のポジションもあります。

私もBFCでインターン先を見つけました。

シリコンバレーでインターンするための具体的なステップ

留学

まず留学しましょう。このステップもなかなか大変です。。

ここでは留学ができたとして先に進みます。

英文レジュメ

日系の場合は日本語でも良いかもしれませんが、基本的には英語でのレジュメが必要です。留学した場合だと、留学受験の際にレジュメを作成しているはずです。ベースはその時のもので良いです。留学先で学んだことや専攻の内容を追記したり、大学の就活担当者にアドバイスをもらったりしてブラッシュアップしていきましょう。

多くはないと思いますが、ページ数、フォーマットを指定している企業もあるかもしれません。念のため確認しましょう。

説明会参加

ボスとンキャリアフォーラム(BCF)などの就活フォーラムに参加したり大学主催の企業説明会に参加したりします。

BCFでは会場で面接も行われ、すぐにインターンの内定が出ることもあります。

面接準備

英語面接になるのでしっかり準備する必要があります。

まずは想定される質問を洗い出します。

シリコンバレーの企業の質問は日本の企業のそれとは大きく異なる恐れもあるのでしっかり調査しましょう。

私がシリコンバレーでインターンしたのはGAFAの一社でしたが、質問は以下のようなものでした。

Could you describe the most challenging project you had in the previous company? What was the challenge and how did you solve it?

What is the most creative work you have even done so far?

Could you describe what “XXX” is? (XXX はその分野の専門用語)

面接

面接は基本的には一対一になるでしょう。

私は採用側で面接することもありますが、グループ面接はしたことありません。

ただ、この辺りは会社によると思うので事前に調査確認するのが良いでしょう。

先輩や卒業生などにコンタクトするのも良いかもしれません。

CPT

留学中にCPTを申請します。在籍している大学側がアメリカの移民局USCISに申請しますが、時間がかかるので、早めに動き出す必要があります。

CPTには以下のような条件があります。詳細は大学やアメリカ政府に確認するのが良いでしょう。

インターンの内容が大学の選考内容と一致していること

インターン先からインターンのオファーをもらっていること

フルタイムでのCPTを1年以上行うとOPTができなくなる 

インターン

ここまでくればやっとインターンできます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。シリコンバレーでインターンする方法のイメージが湧いたでしょうか。

以下、この記事のまとめです。

英語の学習に興味のある方へは以下の記事もおすすめです。

また、海外でのキャリアについては過去にも記事を書いています。

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【まとめ】GAFAへ転職するポイント9つ【スキル・経歴・難易度】 https://engineerlife.org/gafa-career-summary/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=gafa-career-summary Sat, 20 Feb 2021 15:13:14 +0000 https://engineerlife.org/?p=658 「GAFAへの転職に興味があって、必要なスキルや経歴、どれくらい難しいのか知りたい。」
この記事ではそんな疑問に答えます。
【本記事の内容】
・GAFAへの転職チェックリスト
・GAFAに転職した人たちの経歴は?
・GAFAへの転職難易度は?

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GAFAに転職したいと思っている。自分のスキルで転職を目指せるのかな。。どのように目指して行けば良いのかな。

GAFAにエンジニアとして転職する人たちの経歴は?GAFAへの転職はどんな人に向いている?働き心地は?どんな仕事をしている?

GAFAへの転職に興味があるが難易度はどれくらい?実際に転職した人の経歴はどんな感じ?

一読者のギモン

本記事はそんな疑問に答える以下の3つの記事の抜粋まとめ記事です。それぞれ詳細が気になる方は以下の記事リンクからどうぞ。

本記事の内容

  • GAFAへの転職チェックリスト
    • 英語力
    • 専門スキル
    • 経験
    • 日本語力
    • コミュニケーションスキル
    • 学歴
  • GAFAへの転職が誰にでもチャンスがある理由
  • GAFA本社への転職 おすすめのルート
  • GAFAにエンジニアとして転職した人たちの経歴は?
  • GAFAでのエンジニアの仕事はどんな人に向いているのか
  • GAFAへ転職しての働き心地は
  • GAFAのエンジニアはどんな仕事をしているのか
  • GAFAへの転職難易度は?
    • スキル
    • 経歴
    • その他のハードル
  • GAFAへ転職した筆者のスペック
    • 英語
    • 専門/学歴/社歴
  • まとめ

記事を書いている私(@EngineerLifeOrg )は、日系メーカーでエンジニア職を5年経験したのち退職、私費にてMBA留学。MBA卒業後はアメリカのGAFA本社でエンジニアとして働いています。現在4年目。

GAFAへの転職チェックリスト

このセクションは以下の記事の抜粋です。詳しくは以下の記事リンクからどうぞ。

GAFAへの転職において重要になるであろう要素をピックアップしまとめました。また、私自身はGAFA本社に勤務しているため、日本支社というよりも本社への転職をイメージしています。

今回は以下の6つの項目を取り上げました。

  • 英語力
  • 専門スキル
  • 経験
  • 日本語力
  • コミュニケーションスキル
  • 学歴

これらそれぞれについてどの程度のレベルが要求されるのかを解説していきます。

英語力

英語力は意思疎通に困らないレベルならOK

職種やポジション、勤務地によって要求されるレベルは異なるので一概に言うのは難しいですが、最低限の意思疎通ができるレベルなら大丈夫だと思います。

TOEICでの水準としては900点後半

意思疎通できるレベルってどんなもん?という疑問があるかと思います。定量化するのは難しいのですがTOEICで言うと900点後半、リスニングは満点程度でしょうか。

実際の職場ではかなり苦労する

ただし、面接を突破できたからといって、実際の仕事において英語で苦労しないということではありません。

私の場合は同僚との会話、ミーティングでの議論等で英語についていけず苦労した経験があります。

専門スキル

その分野の基礎がしっかりしていればOK

専門スキルに関してはその分野の基礎がしっかり出来ていればOKです。

なぜかと言うと、基礎がしっかりしていれば、入社後にいくらでもキャッチアップできるからです。上司や同僚に聞いたり、独学したりで追いつけます。

経験

プロジェクトをリードした、という様な経験があればOK

経験については狙っているポジションに近い分野でプロジェクトをリードした、と言う様な経験があれば良いのではないでしょうか。例えば以下の様な感じです。

  • 製品開発なら、1~3年かけて自社製品のあるコンポーネントの開発をリードして発売までつなげた。
  • 技術開発なら、3~5年かけてある分野の技術開発をリードして、自社製品への採用までつなげた。

日本語力

日本語が武器になることがある

意外に思われるかもしれませんが、時としてGAFA転職において日本語が武器になることあります。

コミュニケーションスキル

英語力はもちろん求められますが、それよりも広い意味でのコミュニケーションスキルも重要です。

欧米とアジアでは文章の組み立て方が違っていたりします。

例えば、欧米では質問された内容に対して簡潔にYesかNoで答え、そのあと理由を説明する、という形が通常です。

一方で、日本を含めアジアの会話においては理由から話し始めるケースがあります。

GAFAの本社や支社で働くとすると欧米型のコミュニケーションを求められると思います。

欧米でのコミュニケーションの癖を事前に学んでおくことも大切です。

学歴

GAFA各社は基本的には採用の最終判断をするのにそこまで学歴には拘らないと思います。

そもそも日本の大学であればどこを出ていようがGAFA本社の採用担当はそこまで知らないと思います。

確かに私の周りで働いている人たちはMIT、Harvard、Caltechといった名門大学の出身が多く、相当に高学歴です。

これは有名大学の方が書類選考で生き残りやすいためではないかと。

なので、書類選考さえ突破できれば最後の面接後の判断にはそこまで影響はないと思います。

GAFAへの転職が誰にでもチャンスがある理由

結論として、適切に努力していけば誰でもチャンスがあると思います。

なぜなら、上記チェックリストで説明したように、要求されるスキルは一つ一つ見ていくと不可能なレベルではないからです。

もしかすると、それでも十分にハードル高い、と思う方もいるかもしれません。確かにこれを数ヶ月でやるのは難しく見えるかもしれません。

しかし、時間はかかるかもしれませんが、少しずつでも向上する努力していけば、気づけば十分に挑戦できるレベルにいるはずです。

なので、結論として、適切に努力していけば誰でもチャンスはあると思います。

GAFA本社への転職 おすすめのルート

GAFA本社を目指したいけど、ハードル高そう、と思われる方には以下のルートをおすすめします。

  1. まずGAFA本社に関わりのある企業に転職
  2. そこからGAFA本社に転職

このルートをオススメする理由は、一つ一つのステップのハードルを低くできることです。

また、このパターンでは最初のステップにてGAFA本社採用で要求される英語力や専門知識を鍛えることができ、また本社でのポジションに直接関連する経験を積める可能性があります。

GAFA本社に関わりのある企業に転職

GAFA本社に関わりのある企業とは以下のようなイメージです。

  • GAFAのベンダー、サプライヤー
  • GAFAの同業
  • GAFAの日本支社

私の周りでも、これらの企業から転職・異動してくるケースがとても多いです。

より詳細な内容は以下の記事に記載してあります。

ここまでのセクションは以下の記事の抜粋です。詳しくは以下の記事リンクからどうぞ。

GAFAにエンジニアとして転職した人たちの経歴は?

ここからのセクションは以下の記事の抜粋です。詳しくは以下の記事リンクからどうぞ。

GAFAにエンジニアとして転職する人たちがどういった経歴なのか私の周りのケースを元にまとめました。

  • 日本のメーカー→GAFA本社
  • 日本のメーカー→GAFA日本支社→GAFA本社
  • 日本のメーカー→海外留学→GAFA本社
  • 日本の大学→海外留学→GAFA本社

ほとんどがメーカーから来る人たちですね。メーカー以外から来てエンジニアとして働いている人たちはごく一部だと思います。

日本のメーカー→GAFA本社

日本のメーカーから直接GAFAの本社に転職するパターンです。

大体その分野のTier1企業からの転職が多いです。

元々サプライヤー側としてGAFA関連の仕事をしていて引き抜かれる、というケースもあります。

また年齢層としては30代中盤以降の方が多い印象です。

日本のメーカー→GAFA日本支社→GAFA本社

上記のパターンと似ていますが、GAFAの本社に来る前に日本の支社をかませるというパターンです。

私の周りにはこういったルートで来た人が多くいます。

日本のメーカー→海外留学→GAFA

このルートはあまり聞いたことがありませんが、

私はこのルートで転職しました。

もし時間とお金がかかっても良いから海外で働いてみたいという方にはおすすめかもしれません。

日本の大学→海外留学→GAFA

転職とは違いますが、このパターンで入社する日本人もたまにいます。

アメリカの大学を卒業してGAFAの本社に直接就職するルートです。

大学はMITやCaltechといった有名大学の出身者が多いです。

年齢層は30歳未満が多い印象です。

GAFAでのエンジニアの仕事はどんな人に向いているのか

以下に当てはまる人にはお勧めです。

  • 英語を使って仕事をしてみたい
  • 海外で働きたい
  • 自分のペースで働きたい

英語を使って仕事をしてみたい

英語を毎日使うことができます。

せっかく英語を勉強したのに、日本での業務で使う機会がない。

絶対に英語を使って仕事がしたい。という方にはお勧めです。

水準としてはTOEIC900点程度は最低限必要だと感じます。

海外で働きたい

海外で生活してみたい。という方にもお勧めです。

GAFAの本社は大体アメリカの西海岸にあり、そのほとんどはシリコンバレーにあるのでとっても気候は良いです。

シリコンバレーであれば日本人の多く住むエリアや、治安の比較的安定したエリアもあるのでお勧めです。

自分のペースで働きたい

自分の裁量で割と自由に働けます。

会社に縛られたくない人には良いです。

ただし自ら動いて価値を生み出せる必要があります。

GAFAへ転職しての働き心地は?

  • 働く場所、時間に自由度がある
  • 裁量が大きい
  • 仕事のやりがいがある

働く場所、時間に自由度がある

仕事をする場所、時間に自由度があります。

私の場合は2020年の後半はCovidの件もあり日本の地元に戻りリモートで働いていました。

またCovidが始まる前でも、自宅で勤務したりしていました。

自分のやりやすいところで仕事ができるのでとても心地よいです。

裁量が大きい

裁量が大きい、というのも特徴です。

自分が判断を下せる領域が広いです。

上司が逐一チェックすることをあまりないです。

例えば開発中の新製品の仕様書をサプライヤーに提出する際でも、上司はノーチェックでした。

入社直後の下っ端の私は初めは仕様書の承認欄にサインをもらおうと上司の元に行きました。

ところがそこはお前がサインをするところだ、と上司に言われ、当時驚いた記憶があります。

日本のメーカーではちょっとしたレポートですら、複数の上司のサインが必要でした。

仕事のやりがいがある

プロジェクトが大規模です。

誰もが知っているようなプロダクト、サービスに関われるのもとても大きな魅力です。

その分、プレッシャーも大きいですが、やりがいを感じることができます。

GAFAのエンジニアはどんな仕事をしているのか

以下のリンクの元記事ではGAFAのエンジニアがどんな仕事をしているのか簡単に紹介しています。

  • ソフトウェアエンジニア
  • ハードウェアエンジニア
  • 研究者

ここまでのセクションは以下の記事の抜粋です。より詳細な内容は以下の記事リンクからどうぞ。

GAFAへの転職難易度は?

ここではいくつかの項目ごとにどの程度のレベルが必要になるかを示し、その難易度を感じてもらえればと思います。

  • スキル
    • 英語
    • 専門
    • コミュニケーション
  • 経歴
  • その他

スキル

英語

まず英語に関してですが、これはGAFAでの職種にもよります。比較的英語への要求度が低い担当レベルのエンジニアであればTOEIC900点以上程度あればやっていける可能性があります。

一方、コミュニケーションがより要求されるプロジェクトマネージャーのような職種だとさらに高い英語のレベルが要求されるでしょう。例えば会議で議事録を取ったり、ミーティングで議論をリードできたりしなければなりません。

また、GAFAの日本支社で働くとなれば、英語への要求度はアメリカの拠点よりかは下がると思います。

本社とのミーティングなどは英語になりますが、それ以外の仕事の場面ではおそらく日本語を使っています。

日本支社内で英語を使うようにしている会社もあるかと思いますが、日本人だけの環境だとどうしても日本語を使ってしまいますし、そこを無理矢理英語のみでやろうとすると生産性が落ちます。GAFAの日本支社でそこまで英語を強制してくるところはないでしょう。

専門

専門スキルについて定量的に表現するのは難しいですが、その分野のことがそこそこしっかりわかっていれば大丈夫ではないでしょうか。

例えば現時点ではその分野のトップの企業でその分野の担当として活躍していた、など。

ただ、現時点で応募しているポジションの知識のレベルが達していなかったとしても、現職での仕事の取り組み方が素晴らしかったり、学習意欲・適応能力が十分に高いと判断されれば採用される可能性はあると思います。

実際に仕事をしていると、驚くほど基本的なことを知らなかったりするエンジニアやマネージャーがいたりします。

聞くと他社から転職したばかりということが多いです。しかし、そこからの吸収力はすごく、あっという間に学んで戦力になります。

ですのでそういう成長性や意欲も見ているんだと思います。

コミュニケーション

社内で生き残っていくには周りとしっかり意思疎通ができなければなりません。

これは日本で仕事をする上でも同じですが、GAFAの本社に転職するとなれば、そこに英語力やその転職先でのやり方、専門知識などが乗っかってきます。

それらをクリアして周りとうまくコミュニケーションを取れる必要があるでしょう。

経歴

私の周りの例を元に推測するに、学歴や社歴も採用には影響していると感じます。

例えば、以前チームを組んでいたメンバーの学歴は以下のような感じでした。

  • プロジェクトマネージャー1 Stanford University
  • プロジェクトマネージャー2 Harvard University
  • テックリード1 MIT
  • テックリード2 Stanford University
  • メカデザイン Carnegie Mellon University

有名大学の出身者が多いと感じます。

また転職してくる方の会社を見てみると、日本の方の場合はほとんど、その分野のトップ企業であることが多いです。

以上のことからGAFAに転職する際にも出身大学や会社の名前は少なからず影響しているのではないかと感じます。

GAFAでねらっているポジションと同じ分野でそれなりに名の売れている企業だと望ましいです。

その他のハードル

以下では特別GAFAの転職だけに必要なわけではないが海外転職一般において必要になる項目をあげています。日本のGAFAを目指すのであれば以下の項目はスキップできます。

VISA

アメリカで働くとなればまずVISAが必要です。このVISAの取得がそんなに容易ではありません。アメリカに留学しているということであればOPTで一時的に働くことはできます。

現在日本で働いているということだと、H-1BかL VISAを取得することになるかと思います。

H-1Bだと抽選があるので、それに当たらなければなりません。

またL VISAだとアメリカ国外の拠点で1年以上滞在していないといけないなど、条件があります。

詳細はアメリカ政府の公式ページを確認したり、弁護士に確認したりする必要があるでしょう。

家族の理解

海外で住むということになれば、家族の理解やサポートが必須になるでしょう。

配偶者が海外生活に馴染めなくて帰国した、というケースもあるようです。

学校に通う年齢の子供がいる方であれば、子供が学校で楽しくやっていけるかを気に掛ける必要があります。

食事

GAFAが位置する都市は比較的、アジア人や日本人が多い傾向にあるので、その他のアメリカの都市よりもマシですが、食事の水準は日本より落ちます。

食べているうちに慣れてくる人もいれば、全く食事が合わずストレスになることもあり得ます。

気になる方はできるだけ日本人が多い地域が良いでしょう。

日本食のスーパーやレストランがある確率が上がります。

筆者のスペック

以下のリンクの元記事では筆者のスペックについても紹介しています。

  • 英語
  • 専門
  • 学歴
  • 社歴

ここまでのセクションは以下の記事の抜粋です。より詳細な内容は以下の記事リンクからどうぞ。

まとめ

いかがだったでしょうか。GAFAへの転職についてなんとなく伝わりましたでしょうか。

以下、この記事のまとめです。詳細を知りたい方は元記事のリンクからどうぞ。

  • GAFAへ転職できる?チェックリストを作りました【2020年版】
    • GAFAへの転職チェックリストを作りました
      • 英語力
      • 専門スキル
      • 経験
      • 日本語力
      • コミュニケーションスキル
      • 学歴
    • GAFAへの転職が誰にでもチャンスがある理由
    • GAFA本社への転職 おすすめのルート
  • GAFAにエンジニアとして転職してみる?【経歴/向き不向き/働き方】
    • GAFAにエンジニアとして転職した人たちの経歴は?
      • 日本のメーカー→GAFA本社
      • 日本のメーカー→GAFA日本支社→GAFA本社
      • 日本のメーカー→海外留学→GAFA本社
      • 日本の大学→海外留学→GAFA本社
    • GAFAでのエンジニアの仕事はどんな人に向いているのか
      • 英語を使って仕事をしてみたい
      • 海外で働きたい
      • 自分のペースで働きたい
    • GAFAへ転職しての働き心地は
      • 働く場所、時間に自由度がある
      • 裁量が大きい
      • 仕事のやりがいがある
    • GAFAのエンジニアはどんな仕事をしているのか
  • GAFAへの転職難易度は?【意外と簡単?】
    • GAFAへの転職難易度は?
      • スキル
      • 経歴
      • その他のハードル
    • GAFAへ転職した筆者のスペック
      • 英語
      • 専門/学歴/社歴

海外でのキャリアに興味のある方へは以下の記事もおすすめです。

また、英語については過去にも記事を書いています。

The post 【まとめ】GAFAへ転職するポイント9つ【スキル・経歴・難易度】 first appeared on Engineer Life.]]>
【現GAFA勤務が解説】GAFAへの転職難易度は?【意外と簡単?】 https://engineerlife.org/gafa-job-change/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=gafa-job-change https://engineerlife.org/gafa-job-change/#comments Fri, 12 Feb 2021 14:42:57 +0000 https://engineerlife.org/?p=636 「GAFAへの転職に興味があるが難易度はどれくらい?実際に転職した人の経歴はどんな感じ?」
この記事ではそんな疑問に答えます。
【本記事の内容】
・GAFAへの転職難易度は?
・GAFAへ転職した筆者のスペック

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GAFAへの転職に興味があるが難易度はどれくらい?実際に転職した人の経歴はどんな感じ?

一読者の疑問

この記事ではそんな疑問に答えます。

記事を書いている私(@EngineerLifeOrg )は、日系メーカーでエンジニア職を5年経験したのち退職、私費にてMBA留学。MBA卒業後はアメリカのGAFA本社でエンジニアとして働いています。現在4年目。

本記事の内容

  • GAFAへの転職難易度は?
    • スキル
    • 経歴
    • その他のハードル
  • GAFAへ転職した筆者のスペック
    • 英語
    • 専門/学歴/社歴

GAFAへの転職難易度は?

ここではいくつかの項目ごとにどの程度のレベルが必要になるかを示し、その難易度を感じてもらえればと思います。

  • スキル
    • 英語
    • 専門
    • コミュニケーション
  • 経歴
  • その他

スキル

英語

まず英語に関してですが、これはGAFAでの職種にもよります。比較的英語への要求度が低い担当レベルのエンジニアであればTOEIC900点以上程度あればやっていける可能性があります。

一方、コミュニケーションがより要求されるプロジェクトマネージャーのような職種だとさらに高い英語のレベルが要求されるでしょう。例えば会議で議事録を取ったり、ミーティングで議論をリードできたりしなければなりません。

また、GAFAの日本支社で働くとなれば、英語への要求度はアメリカの拠点よりかは下がると思います。

本社とのミーティングなどは英語になりますが、それ以外の仕事の場面ではおそらく日本語を使っています。

日本支社内で英語を使うようにしている会社もあるかと思いますが、日本人だけの環境だとどうしても日本語を使ってしまいますし、そこを無理矢理英語のみでやろうとすると生産性が落ちます。GAFAの日本支社でそこまで英語を強制してくるところはないでしょう。

専門

専門スキルについて定量的に表現するのは難しいですが、その分野のことがそこそこしっかりわかっていれば大丈夫ではないでしょうか。

例えば現時点ではその分野のトップの企業でその分野の担当として活躍していた、など。

ただ、現時点で応募しているポジションの知識のレベルが達していなかったとしても、現職での仕事の取り組み方が素晴らしかったり、学習意欲・適応能力が十分に高いと判断されれば採用される可能性はあると思います。

実際に仕事をしていると、驚くほど基本的なことを知らなかったりするエンジニアやマネージャーがいたりします。

聞くと他社から転職したばかりということが多いです。しかし、そこからの吸収力はすごく、あっという間に学んで戦力になります。

ですのでそういう成長性や意欲も見ているんだと思います。

コミュニケーション

社内で生き残っていくには周りとしっかり意思疎通ができなければなりません。

これは日本で仕事をする上でも同じですが、GAFAの本社に転職するとなれば、そこに英語力やその転職先でのやり方、専門知識などが乗っかってきます。

それらをクリアして周りとうまくコミュニケーションを取れる必要があるでしょう。

経歴

私の周りの例を元に推測するに、学歴や社歴も採用には影響していると感じます。

例えば、以前チームを組んでいたメンバーの学歴は以下のような感じでした。

  • プロジェクトマネージャー1 Stanford University
  • プロジェクトマネージャー2 Harvard University
  • テックリード1 MIT
  • テックリード2 Stanford University
  • メカデザイン Carnegie Mellon University

有名大学の出身者が多いと感じます。

また転職してくる方の会社を見てみると、日本の方の場合はほとんど、その分野のトップ企業であることが多いです。

以上のことからGAFAに転職する際にも出身大学や会社の名前は少なからず影響しているのではないかと感じます。

GAFAでねらっているポジションと同じ分野でそれなりに名の売れている企業だと望ましいです。

その他のハードル

以下では特別GAFAの転職だけに必要なわけではないが海外転職一般において必要になる項目をあげています。日本のGAFAを目指すのであれば以下の項目はスキップできます。

VISA

アメリカで働くとなればまずVISAが必要です。このVISAの取得がそんなに容易ではありません。アメリカに留学しているということであればOPTで一時的に働くことはできます。

現在日本で働いているということだと、H-1BかL VISAを取得することになるかと思います。

H-1Bだと抽選があるので、それに当たらなければなりません。

またL VISAだとアメリカ国外の拠点で1年以上滞在していないといけないなど、条件があります。

詳細はアメリカ政府の公式ページを確認したり、弁護士に確認したりする必要があるでしょう。

家族の理解

海外で住むということになれば、家族の理解やサポートが必須になるでしょう。

配偶者が海外生活に馴染めなくて帰国した、というケースもあるようです。

学校に通う年齢の子供がいる方であれば、子供が学校で楽しくやっていけるかを気に掛ける必要があります。

食事

GAFAが位置する都市は比較的、アジア人や日本人が多い傾向にあるので、その他のアメリカの都市よりもマシですが、食事の水準は日本より落ちます。

食べているうちに慣れてくる人もいれば、全く食事が合わずストレスになることもあり得ます。

気になる方はできるだけ日本人が多い地域が良いでしょう。

日本食のスーパーやレストランがある確率が上がります。

筆者のスペック

ここでは筆者がどういう状況だったか参考のため紹介したいと思います。

英語

渡米前でTOEIC940でした。渡米前といっても渡米直前にこのスコアだったわけではなく渡米の2年前ぐらいのスコアです。

実際にはTOEIC940を取ってからMBA受験のためのTOEFLの勉強やGMATの勉強をしていました。平日は一日2~3時間、平日は8時間近く英語に費やしたと思います。

実際TOEFLはそれなりに上がったので、渡米直前には900後半ぐらいはあったと思います。

そして渡米後、2年間はアメリカのMBAに行きました。

その2年間でも英語の環境で授業を受けたり、ディスカッションに参加したり、とやっていました。

ですのでGAFA本社に転職するまでにはかなり英語を鍛える機会があったと思います。

しかし、GAFAで仕事を初めてみると英語力の足りなさを実感しました。

特にリスニングで苦労しました。1対1の会話ではなんとかなるのですが、会議で会話について行くことがとても難しかったです。

専門/学歴/社歴:

東大の工学系の大学院で修士を取得しました。成績は普通程度でした。

その後日本のメーカーでエンジニアリングを5年間やりました。

主に生産技術の開発でした。

その後、退職しアメリカでMBAを取得しました。

学歴でいうと東大院で工学修士とアメリカでMBAなので、Double Masterということになります。

また、勤めていた日本のメーカーは主力製品において世界シェアNo1でした。

まとめ

いかがだったでしょうか。GAFAへの転職の難易度がなんとなく伝わりましたでしょうか。

以下、この記事のまとめです。

  • GAFAへの転職難易度は?
    • スキル
    • 経歴
    • その他のハードル
  • GAFAへ転職した筆者のスペック
    • 英語
    • 専門/学歴/社歴

海外でのキャリアに興味のある方へは以下の記事もおすすめです。

また、英語については過去にも記事を書いています。

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【2021年版】シリコンバレーでエンジニアとして働く3つの方法とお勧め【実証済】 https://engineerlife.org/sv-engineer/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=sv-engineer Tue, 19 Jan 2021 17:30:42 +0000 https://engineerlife.org/?p=616 「シリコンバレーでエンジニアとして働いてみたいがどうしたら働ける?お勧めのやり方は?リスクはないの?」
この記事ではそんな疑問に答えます。
【本記事の内容】
・シリコンバレーでエンジニアとして働く3つの方法
・シリコンバレーでエンジニアになるためのお勧めの方法
・シリコンバレーでエンジニアをめざす上でのリスク
・実際にやってみた→シリコンバレーでエンジニアになれた

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シリコンバレーでエンジニアとして働いてみたいがどうしたら働ける?お勧めのやり方は?リスクはないの?

一読者の疑問

この記事ではそんな疑問に答えます。

記事を書いている私(@EngineerLifeOrg )は、日系メーカーでエンジニア職を5年経験したのち退職、私費にてMBA留学。MBA卒業後はアメリカのGAFA本社でエンジニアとして働いています。現在4年目。

本記事の内容

  • シリコンバレーでエンジニアとして働く3つの方法
  • シリコンバレーでエンジニアになるためのお勧めの方法
  • シリコンバレーでエンジニアをめざす上でのリスク
  • 実際にやってみた→シリコンバレーでエンジニアになれた

シリコンバレーでエンジニアとして働く3つの方法

シリコンバレーでエンジニア職を得るまでのルートはいくつかあると思いますが、その中でも比較的可能性の高いもの3つを挙げます。

  1. 国内大学・企業 → アメリカの大学・大学院 → シリコンバレー企業就職
  2. 国内大学・企業 → 外資日本支社 → シリコンバレー本社転勤
  3. 国内企業 → シリコンバレー企業転職

1. 国内大学・企業 → アメリカの大学・大学院 → シリコンバレー企業就職

最もおすすめかつスタート地点で要求されるスキルが最も低い方法です。ここでは最初のステップとしてアメリカの大学・大学院としていますが、これはアメリカの大学に在籍していればOPTやCPTといった就業許可が得やすいためです。

まず最初のステップとなる海外大学留学に必要となる最低レベルのスキルをかなりざっくりというと、英語でTOEIC 800後半以上、TOEFL iBT 90以上といった感じでしょうか。当然狙う大学のレベルにもよりますし、大学か大学院か、でも変わってきます。専門分野に要求されるレベルとしては国内上位大学・大学院でしっかりと研究できていて、すでに大学院であれば論文を出せている、といった感じでしょうか。

海外大学・大学院から現地採用される際のスキルはそれよりも高くなり、英語のレベルはTOEIC900後半、TOEFL iBT 100以上、またその専門分野で評判のよい大学院を出ていること、といった感じです。

この方法の難点は時間とコストがそれなりにかかる点です。私の場合は大学院留学をしましたが、留学準備に2年程度、また留学そのものに2年かかりました。コストについては生活費、学費を合わせて少なくとも2000万円ほどはかかっていたと思います。

2. 国内大学・企業 → 外資日本支社 → シリコンバレー本社転勤

一つ目の方法の次に可能性があるかな、と個人的に思っている方法です。

この方法での利点は外資日本支社に在籍している限り、常に本社転勤を狙える点にあります。特に会社を辞めたりする必要がなく、必要となるコストもないのでリスクは低いです。

難点はシリコンバレーに本社を持っている会社の日本支社に就職するのが困難という点でしょうか。例えばGoogle 日本法人や Apple Japanにはそもそも入社するのが相当難しいことが想像されます。

しかしながら、VISAの観点から、日本の大学・企業から直接シリコンバレーの本社を狙うよりは現実的かと思います。

3. 国内企業 → シリコンバレー企業転職

私個人的には最も必要となるスキルが高く難しいと思う方法です。

海外の企業が日本の会社から直接、人材をとるというのは、よほどのスキルがその人にある場合を除いてほぼない、といってよいでしょう。これは通常、日本で働いている人をアメリカの企業が採用する場合、企業側にVISAをサポートする負担が生じるからです。同一レベルの人材が現地にいる場合、日本で働いている人をわざわざ採用するメリットはありません。

ですのでこの方法で採用されるには、その分野で際立ったスキル及び経験が要求されます。例えば、その業界で名前が知られているとか、業界トップの企業で活躍した実績・経験がある場合などです。ハードウェアの業界で言えば、SonyやCanonといった企業のイメージセンサやレンズ関連の技術は、世界的にも競争力があると考えられており、そこで活躍できる技術者と同等レベルのスキル・経験があれば、VISAをサポートしてでも採用したいと考える海外の企業はあるでしょう。

シリコンバレーでエンジニアになるためのお勧めの方法

おすすめの方法は上記の1つ目のやり方を少しアレンジした方法で、海外留学→インターン→本採用というものです。”日本から直接採用”に比べて、遥かにハードルが低いと思います。

“海外留学→インターン→本採用”を勧める理由は以下の3つです。

  • 労働許可の取得が比較的容易
  • インターン中に能力、経験をアピールできる
  • 英語力を鍛える準備期間がある

アメリカ大学在籍→インターンであれば労働許可が取りやすい

アメリカの企業が海外(アメリカからみた日本)から本採用でとる場合、企業側はVISAのサポートをする必要が出てきます。このプロセスに時間とお金がかかります。その分、企業側は採用に慎重になります。

一方で、アメリカの大学に在籍している学生をインターンとして採用する場合、CPTという仕組みを利用することにより、比較的容易に労働許可を得ることができます。また、インターンであれば期間限定ですので、その分企業は採用に踏み切りやすい環境と言えます。

また、卒業後もOPTという制度を使い1~3年間の労働許可を得ることが可能です。その間にH-1Bやその他の労働VISAを得る、というのがよくあるパターンです。

インターン中にスキルをアピール

現在働いている方を採用するとなると、当然ですが、試しに働いてもらう、といったことはできません。書類選考や面接で能力、経験をアピールすることになります。

一方で、インターン中には社内のメンバーと共に仕事をするわけですから、仕事で結果を出すことにより、面接や書類選考よりもはるかに説得力のあるアピールが可能です。

留学中に英語を鍛える

日本で働いている方は英語に触れる機会も限られていることが多いと思うので、英語力がネックになりやすいです。

留学する場合であれば、インターンまでには海外留学を少なくと1年ほど経験していることになるので、ある程度英語の環境に慣れている分、有利でしょう。

シリコンバレーでエンジニアをめざす上でのリスク

私は日本で工学修士を取り、国内の製造メーカーに就職しました。いつか海外で働いてみたいという想いがあったので海外駐在のポジションを目指していましたが、なかなかチャンスがありませんでした。このままではまずい、とにかく日本を出なければ、という想いにかられ海外留学することにしました。

言うまでもなく社会人になってから留学することにはそれなりにリスクが伴います。企業派遣で留学が出来れば別ですが、そうでなければ会社を辞めて自費で行くことになります。収入は無くなる一方で、支出は増えます。学費はアメリカであれば年500万円ぐらいかかります。また、卒業後、就職できる保証もありません。

私自身は、あまり深く考えることなく会社を辞めてしまいましたが、上述した内容をリスクだと感じる方は会社を辞める前にはしっかり考えましょう。

実際にやってみた→シリコンバレーでエンジニアになれた

私は実際にこのルートでシリコンバレーでエンジニアとしての職を獲得できました。アメリカに留学をして、そのままアメリカで職を得られるかどうかは、インターンを取れるかどうかにかかっていると感じています。

成功の鍵はインターンの獲得

私自身も、まずはアメリカの大学に留学し、そこで勉強しながら、インターンのオファーを獲得しました。インターン先の企業には一回の面接でインターンのオファーを出してもらいました。その会社は通常の採用ではチームメンバー全員との面接を行い、誰も異論がない場合にのみオファーを出すとか。VISAのサポートが必要でしかも片言の英語を話す日本人がそれら本採用のプロセスを突破するのは不可能に近いです。

インターンから本採用は根性

インターンから本採用を狙う場合であれば、短期ではありますが仕事の成果で評価されますから、ある程度は根性でなんとかなります。私もインターン中はかなり苦労しましたが、とにかく期限通りに成果を出すことに集中しました。

時間、お金はかかります

正直、このルートは時間がかかります。お金もかかります。私は留学準備から数えるとシリコンバレーで働き始めるまでに4年ぐらいかかりました。資金も学費や生活費諸々で2~3000万円ほど必要になりました。現在社会人の方で時間もお金も余裕がない、という方は直接採用も当然アリだと思います。

やってみてよかったです

実際にやってみましたが、いろいろな経験もすることができましたし、運もかなりよかったと思いますが、私はこのルートでシリコンバレーでエンジニアの職を得ることができました。このルートは現在シリコンバレーでエンジニアとして働きたい方の一つの選択肢にはなるのかなと、思います。もし、海外留学そのものにも興味があり、スキルをもっと伸ばしたい社会人の方、もしくはまだ学生の方には特におすすめします。

まとめ

いかがだったでしょうか。シリコンバレーでエンジニアになるための方法についての理解が深まりましたでしょうか。

以下、この記事のまとめです。

  • シリコンバレーでエンジニアとして働く3つの方法
    1. 国内大学・企業 → アメリカの大学・大学院 → シリコンバレー企業就職
    2. 国内大学・企業 → 外資日本支社 → シリコンバレー本社転勤
    3. 国内企業 → シリコンバレー企業転職
  • シリコンバレーでエンジニアになるためのお勧めの方法
    • 海外留学→インターン→本採用
  • シリコンバレーでエンジニアをめざす上でのリスク
  • 実際にやってみた→シリコンバレーでエンジニアになれた

海外でのキャリアに興味のある方へは以下の記事もおすすめです。

また、英語については過去にも記事を書いています。

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エンジニアがアメリカで就職するための3つの戦略【簡単ではないが可能】 https://engineerlife.org/engineer-usa-strategy/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=engineer-usa-strategy Wed, 13 Jan 2021 23:23:21 +0000 https://engineerlife.org/?p=593 「エンジニアとしてアメリカで就職したいけど難しいの?どのようにすれば良い?具体的なステップは?」
この記事ではそんな疑問に答えます。
【本記事の内容】
・エンジニアがアメリカで就職する際の4つの壁
・エンジニアがアメリカで就職するための3つの戦略
・エンジニアがアメリカで就職するための具体的なステップ

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エンジニアとしてアメリカで就職したいけど難しいの?どのようにすれば良い?具体的なステップは?

一読者の疑問

この記事ではそんな疑問に答えます。

記事を書いている私(@EngineerLifeOrg )は、日系メーカーでエンジニア職を5年経験したのち退職、私費にてMBA留学。MBA卒業後はアメリカのGAFA本社でエンジニアとして働いています。現在4年目。

本記事の内容

  • エンジニアがアメリカで就職する際の4つの壁
  • エンジニアがアメリカで就職するための3つの戦略
  • エンジニアがアメリカで就職するための具体的なステップ

本記事では、アメリカで就職するのがなぜ難しいのかについて説明し、その後、どのようにクリアするのかについて大まかな戦略、そして具体的なステップを説明します。

エンジニアがアメリカで就職する際の4つの壁

アメリカでの就職を困難にしているのは次の4つの要素です。

  • ビザ
  • 企業との接触頻度
  • 学歴・職歴
  • 英語

それぞれについて説明します。

ビザ

まず、就労可能なビザがなければアメリカで合法的に働くことはできません。

そしてこのビザを取るのはそんなに簡単ではありません。

多くの場合、企業側にビザ申請手続きをサポートしてもらう必要があります。

そしてそのサポートが企業側にとっては負担となります。

なので企業側はビザサポートが必要な人材をできるだけ取りたくないのです。

つまり、普通の日本人(ビザが必要な人)が採用されるには、企業側に「ビザサポートをしてでも採用したい」と思わせる必要があり、その分ハードルが高くなります。

どのビザをどのように取るかは各自の状況によりますが、日本からエンジニアがアメリカで働くとなる場合は以下のビザが選択肢としてあり得るでしょう。

  • H-1B: 特殊技能職
  • L: 企業内転勤者
  • E: 投資家・駐在員
  • J: 交流訪問者

後ほど詳しく述べていますが、留学を通して就労ビザを獲得するのが割と簡単、確実な方法に思います。

実際、私はその方法でビザを取得し、現在アメリカで働いています。

企業との接触頻度

日本の大学から日本の企業へ就職する場合は、大学での合同企業説明会や、企業が主催する説明会などに参加することで企業側と接触することが出来ます。

一方で、日本の大学や企業から、アメリカの企業へ就職もしくは転職する際にはそういった機会がめったにありません。

この企業との接触頻度の少なさもアメリカ就職の壁になります。

意図的に接触頻度を上げる戦略が必要です。

私の場合はMBA留学をし、その際に大学が主催する企業説明会に参加したりしました。

学歴/職歴

アメリカでも人気の企業では学歴によるスクリーニングはある程度存在すると、個人的には感じています。

人気企業では求人に対して応募の数が多いので、書類審査で絞る必要があるためでしょう。

私の周りでもStanford、Harvard、MIT、Caltechといった有名大学の出身者が多くいます。

こういった世界的にも有名な大学の出身者であれば書類選考などで有利になる可能性はあるでしょう。

ただ、現時点でアメリカ就職したい、と思っていてこの記事を見ている読者の多くは日本の大学出身者と思われますので、この学歴もアメリカ就職の際の壁になる恐れがあります。

また、転職の場合、会社名をみられる可能性もあります。

実際私の周りでも転職でくる方の多くはその分野で世界的に名の知られた企業からの転職であるケースが多いです。

英語

アメリカで就職する場合、よほど特殊な仕事につかない限りは最低限の英語は使える必要があります。

比較的、英語への要求が低いと思われるエンジニアをしている私ですが、最低でもTOEICで900点は無いと仕事をするのは厳しいと感じます。

アメリカでの就職を目指すのであれば英語の習得には早くから取り掛かる必要があります。

英語に関しては別記事も書いていますので参考にしてみてください。

このセクションのまとめですが、

  • ビザ
  • 企業との接触頻度
  • 学歴・職歴
  • 英語

以上がアメリカ就職を困難にしている4つの壁です。

以下で述べている戦略ではこれら4つの壁を突破し就職するための戦略を紹介します。

エンジニアがアメリカで就職するための3つの戦略

ここでは上記の4つの壁を突破して就職するための戦略についてケース別に述べたいと思います。

あなたが現在学生の場合

現在学生の方へのおすすめの戦略は2つあります。それは海外留学とインターンです。

戦略①海外留学

海外留学をおすすめする理由は前に述べた就職の障壁であるビザ、企業との接触、学歴、英語の全てをクリアしやすくなるからです。

まずビザですが、一般的なアメリカ留学に必要なFビザがあれば卒業後に就労可能なオプションがついてきます。OPTと呼ばれるものです。ざっくり説明すると、非STEM系から卒業した場合は1年間、STEMから卒業した場合は3年間の就労許可が得られる、というものです。基本的には申請さえしっかり行えば誰でも就労許可を取得することができます。詳細はアメリカのUSCISの公式サイトを確認してください。このOPTで働いている期間にH-1Bなどのより長期なビザを申請し獲得する、というのがよくあるパターンです。

次に企業との接触ですが、アメリカの大学に留学中であれば、大学側が現地の企業の説明会を催してくれます。毎週のように様々な企業が大学に来てくれます。これらの機会を利用することでより良い就職のチャンスを見つけることが出来ます。

次に学歴です。私の知る限り、採用の際には人事ではなく実際に配属されるチームのメンバーが書類を審査したり面接したりします。チームのメンバーは日本の大学をほとんど知りません。採用側からすると、全く知らない大学の出身者よりもアメリカの名の知れた大学の出身者により興味を持つでしょう。アメリカに留学することで、採用側に馴染みのある学歴を得られる可能性があります。

英語についても留学を通して、ある程度慣れることが出来ます。私の場合は2年間のMBA留学でしたが、クラスやグループディスカッションを通して英語に慣れることが出来ました。

戦略②インターン

インターンをお勧めする理由は、フルタイムオファーの獲得がより容易になることです。

企業側にとってフルタイムのオファーを出すのはとてもリスキーなことです。例えばシリコンバレーの企業がフルタイムを採用するとなると年間で50万ドルから100万ドル程度は支出が増えることになるでしょう。

一方でインターンであれば10万ドル程度で数ヶ月だけ働いてもらうことになります。

企業側にとってとても手軽になります。

このためインターンのオファーの獲得はフルタイムオファーの獲得よりも容易です。

そして企業側はインターン中の働きぶりをみてフルタイムのオファーを出すかを判断することが出来ます。

なのでインターン中にしっかり成果を出せれば、フルタイムオファーの獲得は十分に可能です。

あなたが現在エンジニアの場合

現在エンジニアの方へのおすすめの戦略も実は学生と同じで海外留学とインターンです

実際、私は日本でエンジニアとして働いていましたが、この海外留学とインターンを通してアメリカで就職しました。

しかしながら、学生に戻るのは経済的も難しいという方もいるでしょうし、留学には興味がないという方もいるでしょう。

戦略③アメリカ資本日本支社経由

そういった方へのおすすめはアメリカ資本の会社の日本支社を経由してアメリカ本社に異動する、というパターンです

このパターンであれば、日本支社に在籍中にLビザの発行条件を満たすことができビザの問題をクリアすることが出来ます。

また、日本支社で働きながらうまく本社とのやりとりがある仕事をできれば本社側の人材の信用を作ることが出来ます。

これは本社側から異動をプッシュしてもらうために非常に重要です。

最後に英語に関しても、本社とのコミュニケーションは基本的に英語のはずなので日本支社在籍中にある程度英語力も鍛えることができるでしょう。

私の周りでも日本支社を通して本社に移動してきた方を何人か見てきています。

会社によっては日本支社から本社への異動がほとんど無いところもあるでしょうからその点については入社前に確認しておく必要があるでしょう。

エンジニアがアメリカで就職するための具体的なステップ

ここでは具体的にどのようにアメリカ就職の活動を進めるか説明したいと思います。流れはざっくり以下のような感じです。

  • 履歴書の作成
  • 就職説明会への参加
  • 書類審査
  • 面接
  • 結果の通知/オファーレター

履歴書の作成

履歴書を作成しましょう。私は留学中に大学の就活サポートの担当者に履歴書をチェックしてもらいました。できれば経験者にチェックしてもらい、フィードバックを得ると良いでしょう。ポイントは簡潔に効果的に成果をアピールすることです。その際のテンプレートは

  • チャレンジ・バックグラウンド
  • アイディア・イノベーション
  • 結果

です。

各項目に具体的な数値やよく知られたプロダクト名を入れられると良いです。

就職説明会への参加

履歴書ができたら就職説明会に参加しましょう。私のおすすめはボストンキャリアフォーラムです。

このフォーラムはバイリンガル向けの就職説明会になっており、外資の企業も多く参加しています。

基本的には日本で働く人を前提にしたフォーラムですが、まれに外資の本社でのポジションもあります。

私はこのボストンキャリアフォーラムを通してアメリカ本社のインターンを獲得しました。

書類審査

説明会で良い企業が見つかればApplyしましょう。

カバーレターを出せる企業であれば、カバーレターを作成して出します。

履歴書は基本的にどの企業にも同じものを出しますが、カバーレターは志望動機やアピールポイントを書くものなので企業に合わせた内容にすると良いです。

面接

書類審査が通れば、面接に進めます。ボストンキャリアフォーラムの場合は日本語での面接もあり得ますが、アメリカでのポジションの場合は基本的に英語での面接になります。

面接でアピールしたいエピソードや経歴の説明などは英語ですらすら語れるようにしておきましょう。

自分から発信する内容は覚えれば良いのでなんとかなるはずです。

また面接で聞かれる質問も大体決まっているので、オンライン英会話などで講師の人に質問してもらうなどして形に慣れておけば良いと思います。

私が面接を受けたときは以下のような質問が出ました。

  • Could you describe the most challenging project you had in the previous company? What was the challenge and how did you solve it?
  • What is the most creative work you have even done so far?
  • Could you describe what “XXX” is? (XXX はその分野の専門用語)

面接の際の一般的な質問はどの会社も大差ないと思います。ネットで検索するなどして質問を整理して全て回答を準備しておけば良いでしょう。

専門性に関する質問やコーディングの試験などは会社によって内容が異なると思うので別途調査が必要になると思います。

結果の通知/オファーレター

面接が終わると数日中には結果のメールが来るでしょう。

そして採用したいということであれば、その後に正式なオファーレターが届くはずです。

オファーレターには採用時のサラリーやサインボーナス、RSUの額などが記載されています。

条件に納得できればサインをして送り返します。

これで一通り完了です。

まとめ

いかがだったでしょうか。アメリカでの就職についての理解が深まりましたでしょうか。

以下、この記事のまとめです。

  • アメリカでエンジニアとして就職する際の4つの壁
    • ビザ
    • 企業との接触頻度
    • 学歴・職歴
    • 英語
  • アメリカでエンジニアとして就職するための3つの戦略
    • あなたが現在学生の場合
      • 戦略①海外留学
      • 戦略②インターン
    • あなたが現在エンジニアの場合
      • 戦略③アメリカ資本日本支社経由
  • アメリカでエンジニアとして就職するための具体的なステップ
    • 履歴書の作成
    • 就職説明会への参加
    • 書類審査
    • 面接
    • 結果の通知/オファーレター

海外でのキャリアに興味のある方へは以下の記事もおすすめです。

また、英語については過去にも記事を書いています。

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【米現地採用エンジニアが語る】現地採用のメリット・デメリット https://engineerlife.org/work-oversea-procon/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=work-oversea-procon Wed, 30 Dec 2020 00:28:42 +0000 https://engineerlife.org/?p=565 「現地採用で海外で働くことに興味があるがどんなメリットデメリットがあるの?駐在と現地採用はどちらがお勧め?現地採用を目指す戦略は?」
この記事ではそんな疑問に答えます。
【本記事の内容】
・現地採用のメリット・デメリット
・現地採用と駐在はどちらがお勧め?
・現地採用を目指す戦略

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現地採用で海外で働くことに興味があるがどんなメリットデメリットがあるの?駐在と現地採用はどちらがお勧め?現地採用を目指す戦略は?

一読者の疑問

この記事ではそんな疑問に答えます。

記事を書いている私(@EngineerLifeOrg )は、日系メーカーでエンジニア職を5年経験したのち退職、私費にてMBA留学。MBA卒業後はアメリカのGAFA本社でエンジニアとして働いています。現在4年目。

本記事の内容

私自身アメリカで働いているので、この記事の内容も基本的にはアメリカでの事例をもとにしています。

現地採用のメリット・デメリット

海外で働く場合、大きく分けて現地採用と海外駐在があります。

ここでは海外駐在と比較して現地採用にどのようなメリット、デメリットがあるかを説明したいと思います。

  • 現地採用のメリット
    1. 働ける企業の選択肢が多い
    2. 海外で働くのに期限がない(VISAは除く)
  • 現地採用のデメリット
    1. 家賃補助や帰国補助が出ない
    2. 日本の給料水準を下回ることもあり得る

メリット① 働ける企業の選択肢が多い

現地採用であれば基本的には現地にあるどの会社でも働けるはずなので選択肢が多いことになります。

一方、駐在の場合は海外に支社のある日系企業に限られます。しかも、その会社に入ったとしても駐在として海外に行けるかどうかはわかりません。

私は日本のメーカーで働いているときに海外駐在を希望していましたが、結局ポストを見つけられず断念しました。

働いてみたい会社が既に決まっていてそれが外資である場合は現地採用しか選択肢がない場合が多いです。

メリット② 海外で働くのに期限がない(VISAは除く)

駐在であれば駐在期間が2,3年であったりと前もって決まっていることが多いです。

一方で現地採用であれば、VISAの問題をクリアできているのであれば、基本的に期限はありません。

また、大きい会社であれば、H-1Bやグリーンカードの取得を積極的にサポートしてくれることもあります。

私も会社がサポートしてくれてH-1Bやグリーンカードを取得することが出来ました。

ですので、クビにならない限りは海外で働くことが出来ます。

デメリット① 家賃補助や帰国補助が出ない

現地採用の場合は、駐在の場合にあるような手当や補助が基本的にありません。

例えば、駐在の場合、多少会社によって条件は違うようですが、マーケットの標準の家賃程度は家賃補助が出たりする様です。

また、年に一度日本への帰国のフライト費用を負担してくれたりもするようです。

海外の物価が高い地域では補助がかなり効いてくると思います。

例えばシリコンバレーで家族で住むとなると家賃は月30万円以上はかかります。

現地採用の場合は基本的にこういった補助は出ません。

ただし、物価の高い地域の現地採用も給料はそれなりに高めになるとは思います。

デメリット② 日本の給料水準を下回ることもあり得る

駐在の場合、物価の高い地域へ駐在となれば物価に応じて駐在手当が割り当てられるでしょう。

物価の低い地域へ駐在となれば手当も調整されると思われます。

ただし、最低限日本でもらっていた給料のレベルは維持できるはずです。

一方、現地採用の場合は現地の水準で給料が決まるので場所によって高くなったり低くなったりもします。

例えば東南アジアのまだ物価の低い土地に現地採用で入った場合はよほどのことがない限り基本的には現地の物価を基準として給料が決まるので、日本に帰ってくる際に目減りする恐れもあります。

現地採用 vs. 海外駐在 比較まとめ

現地採用海外駐在
働ける企業の選択肢が多い海外に支社を持つ日系企業に限られる
VISAを除けば期限がない駐在期間があらかじめ決まっている
家賃補助、帰国補助等は出ない家賃補助、帰国補助等が出る
給料の水準はその現地の水準日本の給料+駐在手当

現地採用と駐在はどちらがお勧め?

正直、どちらがおすすめかを一概に言うのは難しいです。そもそも、ある特定の会社で現地採用と駐在のどちらかを選べるという会社はありません。

やりたい仕事(会社)が決まれば現地採用か駐在になるかは自ずと決まるのではないでしょうか。

私の場合は元々日本のメーカーで働いていました。当時から海外で働いてみたいという気持ちがあったので駐在のポジションを希望していました。

しかしながら、日本のメーカーにおいては駐在のポジションというのはとても限られており、結局その会社では駐在できませんでした。

その日本のメーカー在籍中に駐在は難しいと考え始め、とりあえずなんでも良いから海外に出なくては、と考えました。

そしてMBA留学をし、その留学中に就職活動をして、現地の会社に採用してもらえました。

特に現地採用か駐在かという選択肢はよほど特別なこだわりがない限り一方に固執する必要はないと思います。

おそらくこのページを見ている方は海外で働いてみたい、という方だと思います。

そういった方にはどちらの選択肢も考慮に入れて、その時の環境に応じて実現可能性の高い方を選択する、というのが現実的かと思います。

例えば、現在商社で働いている方であれば、駐在の可能性が高いかもしれませんし、留学中の方であれば現地採用を目指すのが良いかもしれません。

現地採用を目指す戦略

ここでは現地採用を目指す上で有効な戦略を紹介したいと思います。

海外留学

海外留学から現地採用というルートです。

このルートは現在学生の方や、海外留学に興味がある方へお勧めです。

このルートのメリットは確実に現地採用へのハードルを下げ、採用機会を増やすことができることです。

そもそも、日本の大学や企業から直接海外の企業に採用してもらうことはとても難易度が高いです。それは英語やVISAといった壁があるためです。

日本の大学や企業にいる方で全く英語力に問題なく海外での就労VISAもある、という方は稀でしょう。

このルートであれば、海外留学を通して英語や文化にある程度慣れることが出来ます。

また、アメリカの場合、留学のVISAがあれば条件を満たせば期間限定ではありますが就労可能です。

この様に留学を通して、大きな壁である英語力とVISA、を打破しやすくなるでしょう。

さらに留学中には大学で企業説明会などが開かれ、現地の企業と接触できる機会があります。

この機会を活用することで現地採用の可能性を引き上げることが出来るでしょう。

インターン

インターンからフルタイムの採用を得るパターンです。

上記の海外留学と組み合わせて、留学中に現地企業でインターンを取るのが最もイージーなパターンかもしれません。

何もないところからフルタイムの採用を勝ち取るのは大変難易度が高いですが、インターンのオファーの獲得は比較的可能です。

そしてインターンからフルタイムの採用を得るのも、ゼロからフルタイムよりは容易なはずです。

実際、私も海外留学からインターンを経て、フルタイムの採用を獲得することが出来ました。

日本支社→海外本社

留学には興味がないという方にはこちらのルートもお勧めです。

外資の日本支社にまず入って、そこで実績を積んで本社に異動するというルートです。

このルートのメリットは収入を維持したまま現地採用に近づける可能性があるという点です。

また、会社の風土や仕組みを日本支社にいる段階から学ぶことが出来ますし、人脈も作ることが出来ます。

日本支社にいる間に本社にアピールできれば、本社に異動することも可能なはずです。

実際に私の周りでも複数の日本人の方がこのルートで本社に来ています。

注意点としては、会社によっては日本の支社はあくまで日本で働くための人材を必要としている場合がある、ということです。

その場合には外資の日本支社に入ってもそこから本社へ移動するのは難しくなるでしょう。

ですので事前にその会社の実情をしっかり調査することが重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか。現地採用についての理解が深まりましたでしょうか。

以下、この記事のまとめです。

海外でのキャリアに興味のある方へは以下の記事もおすすめです。

また、英語については過去にも記事を書いています。

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【結論】海外就職に英語力は必要か?【必要です】 https://engineerlife.org/oversea-work-english/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=oversea-work-english Sat, 21 Nov 2020 22:46:29 +0000 https://engineerlife.org/?p=462 「海外就職に英語力は必要?どれくらい英語ができる必要がある?海外就職するためのポイントを知りたい!」
この記事ではそんな疑問に答えます。
【本記事の内容】
・海外就職に英語力は必要か?
・どのくらい英語ができればよいのか
・海外就職のポイント

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海外就職に英語力は必要?どれくらい英語ができる必要がある?海外就職するためのポイントを知りたい!

一読者の疑問

この記事ではそんな疑問に答えます。

記事を書いている私(@EngineerLifeOrg )は、日系メーカーでエンジニア職を5年経験したのち退職、私費にてMBA留学。留学中にGAFAでのインターンを経験。MBA卒業後はアメリカのGAFA本社でエンジニアとして働いています。現在4年目。

本記事の内容

  • 海外就職に英語力は必要か?
  • どのくらい英語ができればよいのか
  • 海外就職のポイント

私自身アメリカで働いているので、この記事の内容も基本的にはアメリカでの事例をもとにしています。

海外就職に英語力は必要か?

結論:必要です。

海外で働くのであれば、その現地の言語はある程度使える必要があるでしょう。つまり英語圏で就職するということになれば英語力は必要です。

ほとんどの仕事はコミュニケーションの手段として言語を使うからです。

私の場合も、仕事のほとんどの場面で英語を使用しています。

例えばミーティングは基本的に全て英語ですし、メールも英語です。

その中でも特にミーティングでの聞き取りで高い英語力が要求されるでしょう。

場合によっては英語をほとんど使わないポジションもあるかもしれませんが、かなり選択肢が狭まると思います。

英語力は必要条件であっても十分条件ではない

一方で、英語は海外就職の必要条件であっても十分条件ではありません。

日本で日本語が喋れるだけでは就職できないのと同じで、言語は最低必要なものであり、働くには価値を生み出せるスキルが必要です。

私の場合はエンジニアリングがそれです。

海外就職では、その価値を生み出せるスキルをより高いレベルで求められることも多いです。

ですので英語力はあくまで必要条件であることは理解しておきましょう。

地域別 英語の必要性

アメリカ・欧州

アメリカ・欧州で働くのであれば特に高い英語力が必要になると思います。

アメリカや幾つかのヨーロッパの国では英語が母国語ですので周りのほとんどの人は英語ネイティブかそれと同等レベルの英語を話す人たちです。

特に英語の聞き取りにおいては圧倒的にネイティブの英語を聞き取る方がノンネイティブの英語を聞き取るより難しいです。(ただし、全く英語がしゃべれていなかったりなまりが酷すぎる場合を除きます。)

ですので、アメリカ・欧州で働く場合はより高い英語力が必要となる、と考えて良いでしょう。

アジア

アメリカ・欧州と比べて要求される英語力は相対的に低いでしょう。

その理由は英語ネイティブの割合が少ないことです。先程のアメリカ・欧州のケースと逆です。

ノンネイティブの喋る英語はほとんどの日本人にとってより聞き取りやすいでしょう。

例えば韓国人の喋る英語は訛り方も日本人と近いので聞き取りやすいと感じるはずです。

英語に自信がなく、特にアメリカ・欧州でなくても良い、という方には良い選択肢になるかもしれません。

但し、英語ではなく現地の言語も覚えなくてはならなくなる可能性もありますので、その辺りの調査は別途必要です。

シリコンバレー

英語に自信はそこまで無いけど、できればアメリカで働きたいという方にはシリコンバレーはお勧めの場所です。

理由はノンネイティブ(特にアジア系の移民)が多く、英語でのやりとりが比較的容易だからです。

さらに、ノンネイティブが多いためにネイティブもノンネイティブへの接し方になれています。ネイティブもゆっくり喋ってくれることがあります。

私もシリコンバレーで暮らし、働いていますが、これのおかげでずいぶん助けられています。

以前はアメリカの東海岸側で暮らしていましたが、その頃の方が周りの英語は難しかったと思います。

シリコンバレーは英語の面だけではなく、仕事や生活の面でもメリットがあるのでおすすめです。

どれくらい英語ができると良いか

どれくらい英語が出来れば海外就職可能かということですが、これは就職する地域や職種、会社にもよります。

参考として以下に、一例をあげます。

例えばシリコンバレーで一担当のエンジニアで働く場合はTOEICで900点程度が最低レベルになるのではないでしょうか。

私はアメリカにMBA留学をすると決めたタイミングでTOEICは940点ありました。リスニングは490点とほぼ満点近い点数でした。

それから2年間ほど留学に向けて英語を本格的に勉強しました。その時点で900点後半程度は取れていたのではないかと思います。

その後アメリカで2年間、大学院に通い、卒業後にシリコンバレーのテック企業に就職しました。

その状態で英語でのミーティングや同僚との会話はギリギリなんとかついていける(かいけないか)ぐらいでした。

この経験から推測するに、私のようなケース(シリコンバレーでエンジニア)ではTOEIC900点は最低レベルの英語力ではないかと思います。

海外就職のポイント

ここでは海外就職する際に気をつけるべき点について触れます。主にアメリカを意識して書いていますが、どの国で働く場合でも同じように気をつけるべきポイントがあります。

就労許可

基本的に外国で働くにはその国の就労許可が必要で、誰でもすぐに働けるわけではありません。

例えばアメリカであれば何種類かの就労VISAがあり、いずれかを取得する必要があります。

  • H-1B VISA
  • E VISA
  • L VISA
  • O VISA
  • F VISA (OPT)
  • J VISA (OPT)

就労許可についてはその国それぞれが規定していますので調査してみることをお勧めします。

留学・インターン

通常、日本の大学や企業から直接海外の企業に就職・転職するのはハードルが高いです。

そこでお勧めは現地に留学し、そこでインターンを取ることです。

これは少なくともアメリカでは有効なケースが多いと思います。

アメリカでは就労VISAの獲得が大きな問題となりますが、留学&インターンはそこをクリアしやすいです。

また、インターンとして採用されることはいきなりフルタイムで採用されることよりはハードルが低いはずです。

そして、インターンからフルタイムに行くのも、ゼロからフルタイムより容易だと思います。

私はこのパターンでアメリカでの就職にこぎつけました。

時間とお金はかかりますが、条件が許す方にとっては良い選択肢になり得ると思います。

英語力・専門性のバランス

スキル面で言えば、英語力と専門性をバランスよく高めていく必要があります。英語力だけでもダメですし、専門性だけでもダメです。

もう少し正確にいうと英語力と専門性をバランスよく高めるのが最もコスパが良いと思います。

極端な話、専門性が無茶苦茶高ければ英語力は低くてもやっていけるでしょう。

有名な学者や天才プログラマーと呼ばれるような人たちです。

コミュニケーションの多少の問題も専門性の高さがカバーしてくれます。

一方で日本でそこそこ活躍できる程度のエンジニアであれば専門性を極限まで磨くよりも英語をある程度のレベルにする方が楽ですし、実際それで海外でやっていける場合があります。

私のケースがそうです。私自信専門性にそこまで自信があるわけではありませんが、最低限の英語力を身につけることで海外で働くことができました。

お勧めの英語勉強法

お勧めの英語勉強法については以下の記事に詳しく書きました。

関連記事【実例】海外就職レベルの英語力を獲得する方法

まとめ

いかがだったでしょうか。海外就職について参考になりましたでしょうか。

以下、この記事のまとめです。

  • 海外就職に英語力は必要か?
    • 結論:必要です。
    • 英語力は必要条件であっても十分条件ではない
    • 地域別 英語の必要性
  • どのくらい英語ができればよいのか
  • 海外就職のポイント
    • 就労許可
    • 留学・インターン
    • 英語力・専門性のバランス
  • お勧めの英語勉強法

海外でのキャリアに興味のある方へは以下の記事もおすすめです。

また、英語についての記事も書いています。気になる方はぜひ。

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【実証】エンジニアが海外で就職するためのルート4つ【自分にあったものを選ぼう】 https://engineerlife.org/engineer-oversea-work/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=engineer-oversea-work Thu, 05 Nov 2020 23:45:54 +0000 https://engineerlife.org/?p=432 「エンジニアが海外で就職するためのルートってどんなものがあるの?どれくらいのスキルがあればよい?海外就職において気をつけるポイントは?」このような疑問に答えます。
【本記事の内容】
・エンジニアとして海外で就職するルート4つ
・エンジニアが海外で働く際に要求されるスキル
・エンジニアが海外就職する際の注意点

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エンジニアが海外で就職するためのルートってどんなものがあるの?どれくらいのスキルがあればよい?海外就職において気をつけるポイントは?

一読者の疑問

この記事ではそんな疑問に答えます。

記事を書いている私は、日系メーカーでエンジニア職を5年経験したのち退職、私費にてMBA留学。留学中にGAFAでのインターンを経験。MBA卒業後はアメリカのGAFA本社でエンジニアとして働いています。現在4年目。

本記事の内容

  • エンジニアが海外で就職するためのルート4つ
  • エンジニアが海外で働く際に要求されるスキル
  • エンジニアが海外就職する際の注意点

私自身アメリカで働いているので、この記事の内容も基本的にはアメリカでの事例をもとにしています。

エンジニアが海外で就職するためのルート4つ

エンジニアが海外で就職する場合のルートは主に以下の4つでしょうか。

  1. 日本の大学/企業 → 海外現地法人
  2. 日本の企業 → 日本企業の海外支社
  3. 日本の大学/企業 → 外資企業の日本支社 → 外資海外拠点
  4. 日本の大学/企業 → 海外留学 → 海外現地法人

以下でそれぞれについて解説します。

1. 日本の大学/企業 → 海外の現地法人

日本の大学もしくは企業から直接海外の現地法人に就職または転職するルートです。

このルートのメリットは現在の日本の所属から、すぐに海外で働けることです。というのも、これ以降で紹介するルートの多くは、もう少し遠回りします。

直接海外の現地法人への就職・転職を目指す場合のデメリットは、難易度がとても高いということです。

例えば、アメリカの企業に直接採用されたい場合、まず問題になるのがVISAです。

VISAがなければアメリカで働くことが出来ないのですが、このVISAを取得するために必要な書類の準備や申請等に時間とお金がかかります。

通常、このVISAの申請手続きは弁護士がやってくれるのですが、この費用を会社側がサポートする必要があります。

会社側にとってVISAが必要になる候補者は面倒なので、できれば、そういったサポートの必要がない人材を雇おうとします。

ですので、VISAサポートしてでも雇いたい、と思わせるほど周りの人材と差別化を示せる必要があり、その分、難易度は上がるでしょう。

私の周りでも、日本の企業から直接、アメリカの会社に転職してくる方はかなり少数という印象です。日本の大学から直接、となると私の周りではまだ見たことがありません。

難易度は高いですが、とにかくすぐにでも海外で働きたいという方はこのルートでトライしてみても良いかもしれません。

2. 日本企業 → 日本企業の海外支社

これは駐在として海外で働くというパターンです。 

メリットは同じ会社ということで環境の変化が最小限で抑えられる、といったことや駐在員へのサポートは充実している、といったことでしょうか。

同じ会社内であれば、会社の仕組みやルールはある程度海外支社でも通用すると思われますし、働き方についてのギャップは他のルートと比較し小さいのではないかと思います。

また、駐在員へのサポート、例えば家賃補助や帰省フライト補助などはその他の海外で働く選択肢と比べて充実していると思います。

一方で、デメリットは、駐在のポストはとても限られている、ということです。

私自身、日本のメーカーで働いていた頃に駐在に憧れていました。

社内でのポストを探していましたが、あまりにも数が少なく限られており、結局かないませんでした。

このまま社内で機会探し続けても、海外で働くことは出来ないと思い、別ルートで海外に出ることにしました。

現在の会社で駐在のポストが期待できる方にとってはとても魅力的なルートだと思います。

3. 日本の大学/企業 → 外資企業の日本支社 → 外資海外拠点

まず、外資企業の日本支社に就職もしくは転職し、その後、その外資企業の海外の拠点に異動するパターンです。

メリットは直接、海外の本社へ就職・転職する場合と比べて、いくらか難易度が下がるということではないでしょうか。

外資の日本支社に入社すること、そこから海外の拠点に異動すること、それぞれのステップは簡単ではないと思いますが、日本にある別会社から直接海外の会社に入社するよりは難易度は下がるはずです。

一度、日本支社に入社すればプロジェクトを通して海外の拠点との関係を構築することも不可能ではないはずです。

海外の拠点との信頼を構築できれば、VISAをサポートしてでもきて欲しい、と異動を後押ししてもらえる可能性があります。

私の周りでも、まず日本の支社に入社し、その後、アメリカの本社に異動、というケースはいくつも見ています。

デメリットとしては、外資の日本支社への入社がそもそもハードルが高い、海外で働くまで時間がかかる、不確実性が高い、といった点でしょうか。

日本支社を持つ外資企業は比較的大手なので、人気も高く、就職難易度は比較的高いかもしれません。例えば、グーグル、アマゾン、アップルなどです。

また、日本支社を経由して、となると数年単位で時間もかかる可能性があります。

また、入社前には日本支社と海外拠点の関係性は分かりにくく、日本支社から海外拠点への人材の異動があり得るのか分かりません。この点、このルートには不確実性があります。

ですので入社前にその辺りのリサーチをしておく必要があるでしょう。

時間がかかってでも少しずつ海外就職に近付きたい方、もしくは日本支社でも良いので外資で働きたい方、英語を使って仕事をしたい方には良い選択肢かもしれません。

4. 日本の大学/企業 → 海外留学 → 海外現地法人

日本の大学もしくは企業から、海外に留学し、そこで就職活動をして海外現地の会社に入社するルートです。

私自身はこのルートで海外就職することが出来ました。

メリットは海外留学中に現地で就職活動ができることや、アメリカであれば就労VISAが期間限定ではありますが、取得できることです。

デメリットはお金と時間がかかることです。

私は留学前の貯金がほぼ全てなくなりました。

また、留学そのものに2年間費やしましたし、留学の準備を含めるとさらに2年間、合計で4年ほどかかりました。

時間やお金が多少かかっても良い、という方や、留学そのものに興味がある方にはお勧めのルートです。

エンジニアが海外で働く際に要求されるスキル

海外で働く際に要求されるスキルとして以下の3つを取り上げます。

  • 専門性
  • 英語力
  • 根性

・専門性

エンジニアとして働くのであれば専門性がまず第一に求められます。

もちろん専門性が高ければ高いほど良いです。

しかしながら、海外で働く全てのエンジニアがものすごい優秀かというとそうでもないと思います。

例えば日本でエンジニアとしてそこそこ出来ているのであれば、業種や分野によっては世界でも重宝される可能性があります。

現に、私自身も専門性にそこまで自信があったわけではありませんが、海外就職することが出来ました。

働き始めるまではかなり不安がありましたが、いざ働いてみると、周りのレベルがとんでもなく高くてついていけない、というほどではありませんでした。

専門性がとてつもなく高くないと海外でやっていけない、ということでもないので、日本でそこそこやれていて海外で働くことに興味があるのであれば、トライしてみるのもアリだと思います。

・英語力

英語力としましたが、英語圏での場合です。働きたい国が英語圏でない場合はその国の言語でしょうか。

私はアメリカに就職したので英語に関して述べます。

どれくらいのレベルが要求されるかは、その業種・職種・会社・部署にもよると思いますが、私の個人的な感覚は

  • TOEICで900点以上

です。

この数字はなんとか仕事をこなせる最低ラインというイメージです。

実際に900点ちょうどの人が英語圏で仕事をする場合、すぐにクビにはならないが相当苦労する、という感じかと思います。

もちろん、ポジションや役割によって要求されるレベルは変わるので、この数字は絶対ではありません。

いずれにしても、英語力に関してもTOEIC 900程度あればなんとかなる可能性があるので、無理だと決めつけずに挑戦するのも大事だと思います。

・根性

専門性も英語力も自信がなければ根性でなんとかしましょう。

海外で働いてみると分かりますが(少なくともアメリカで働いてみると)、日本人はやはり愚直で真面目で根性があると感じます。

仕事を責任を持ってなんとかする、という気持ちがあればやっていけるでしょう。

私がGAFAでインターンをした際もそんな感じでした。

当時は専門性もそこまでなく、英語でも苦労していました。

しかし、インターン期間中になんとか成果を残すという気持ちは周りよりあったと思います。

平日も夜遅くまで、また休日も投入してなんとか期間内にそれなりの成果を残すことが出来ました。

しかし、血尿が出るとか、血を吐くとかそういうレベルまで追い込んだわけではありません。それなりにしっかりやったというレベルです。

それでも、周りからは、とてもハードワークしていた、と写っていたようです。

おそらく、日本で働いている方の多くは当時の私のインターンの働き方よりもハードに働かれていると思います。

でも、海外では日本の働き方のスタンダードはとても高く映ることもあります。

そういった働き方の面で専門性や英語力を補って、組織に貢献するというアプローチもあります。

エンジニアが海外就職する際の注意点

ここでは海外就職する際に気をつけるべき点について触れます。主にアメリカを意識して書いていますが、どの国で働く場合でも同じように気をつけるべきポイントがあります。

  • VISA
  • 家族のサポート
  • 食事

・VISA

その国での就労VISAがなければ働くことが出来ません。詳細は国ごとに違うので調べてみてください。アメリカであれば以下のようなVISAがあります。

  • H-1B VISA
  • E VISA
  • L VISA
  • O VISA
  • F VISA (OPT)
  • J VISA (OPT)

VISAがなければ合法的に働くことが出来ないので最重要な要素です。そして、このVISAというのは、申請すればもらえる、というようなものではありません。

・家族のサポート

家族がいる場合は、その家族の理解・協力が重要なポイントになります。

海外で一緒に暮らす場合、海外就業がうまくいくかどうかは家族が海外現地に馴染めるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。

私の周りでも、家族が生活に馴染めずに、帰国を余儀なくされた、というケースを聞くことがあります。

幸い、私の場合は妻、子供ともに海外生活に前向きで、なんとかうまくいっています。

家族がいる方で海外での生活をしたい方は早い段階で、家族の意思を確認しておいた方が良いかもしれません。

・食事

食事も意外と大事です。

海外で暮らす人たちの不満の半分ぐらいは食に関することといっても過言ではないかもしれません。。

アメリカであれば、日本人が多く住むエリアであれば日本食も手に入りやすいですので、良いかもしれません。

一方で日本人が少ないエリアですと、現地の食事に慣れていく必要があるでしょう。

日本のものへのアクセスのしやすさは、基本的にはその地域にどれくらい日本人が住んでいるかによります。

海外で働く場合にはその辺りも考慮すると良いです。

まとめ

いかがだったでしょうか。海外就職について参考になりましたでしょうか。

以下、この記事のまとめです。

  • エンジニアが海外で就職するためのルート4つ
    1. 日本の大学/企業 → 海外現地法人
    2. 日本の企業 → 日本企業の海外支社
    3. 日本の大学/企業 → 外資企業の日本支社 → 外資海外拠点
    4. 日本の大学/企業 → 海外留学 → 海外現地法人
  • エンジニアが海外で働く際に要求されるスキル
    • 専門性
    • 英語力
    • 根性
  • エンジニアが海外就職する際の注意点
    • VISA
    • 家族のサポート
    • 食事

海外でのキャリアに興味のある方へは以下の記事もおすすめです。

また、英語についての記事も書いています。気になる方はぜひ。

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【イメージ通り】GAFAの働き方特徴6選【最高です】 https://engineerlife.org/gafa-work-style/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=gafa-work-style Tue, 20 Oct 2020 06:50:08 +0000 https://engineerlife.org/?p=371 「GAFAでの働き方ってどんなものなの?どんな特徴があるの?日本の会社と比べてどう?」このような疑問に答えます。
【本記事の内容】
・GAFAの働き方特徴6選
 ・働く場所、時間が自由
 ・休みがとりやすい
 ・裁量が大きい etc.

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GAFAでの働き方ってどんなものなの?どんな特徴があるの?日本の会社と比べてどう?

一読者のギモン

この記事ではそんなギモンに答えます。この記事を書いている私(@EngineerLifeOrg )は、日系メーカーでエンジニア職を5年経験したのち退職、MBA留学をしました。留学中にGAFAでのインターンを経験。MBA卒業後はアメリカのGAFA本社でエンジニアとして働いています。現在4年目。

本記事の内容

  • GAFAの働き方特徴6選
    • 働く場所、時間が自由
    • 休みがとりやすい
    • 裁量が大きい
    • 上司の干渉が最低限
    • 仕事の範囲が明確に決まっていない
    • スピード優先

関連記事 【現GAFA勤務】GAFA各社の年収を比較!【新卒で2000万?!】

GAFAの働き方特徴6選

働く場所、時間が自由

働く場所や時間は各自比較的自由に調整できます。

いつどこでどの様に仕事をしたかが評価されることはあまりありません。プロジェクトが進んでいれば良いのです。

日本で働いていたときには、何時にぐらいには来ないといけないとか、少なくとも上司よりは遅く帰った方が良い、みたいな空気が少なからずありました。

こちらでは全くそんな雰囲気はありません。周りの人間がいつ来ていつ帰っているかということを気にすることはありません。

私もCovidで在宅勤務が始まる前も、自宅で勤務したりすることはありました。

ミーティングにもFace to faceで参加したり、電話で参加したり、各自それぞれがやりやすいやり方で参加しています。

子供の送り迎えや家事に時間を割く人も多い印象です。

各自のライフスタイルに合わせた勤務ができるのは良いところの一つだと感じます。

休みがとりやすい

先ほどの、働く場所や時間が調整しやすいという点に加え休みがとりやすいのも良い点です。

プロジェクトが進んでさえいればよいのでうまく調整さえしておけば気兼ねなく長期の休みを取ることが可能です。また同僚や上司も長期の休みを取ることに理解がありとても協力的です。

評価も出社することではなくプロジェクトへの貢献度やクリエイティビティで測られるので長期の休みが不利に働くことはあまりないように思います。

私が長期の休みを取る時も、同僚がフォローをしてくれ、上司も代わりにミーティングに出てくれたりしました。

こちらではお互いに長期の休みを取るのが通常なので、気後れすることなく長期の休みをとりやすいです。

裁量が大きい

末端のエンジニアであっても裁量が大きく、やりがいを感じやすいと思います。

例えば、入社した直後に任されたプロジェクトでは全て自分の裁量で仕様書を書かされました。これはサプライヤーに出す仕様書でした。

私は仕様書を作成した後、上司のところに資料を持って行き承認の欄に承認をもらおうとしました。しかし上司からは、そこはお前がサインをするところだ、と言われました。

かなり大きなプロジェクトの仕様書でしたし、日本でも同じ様なことをするときには必ず上司の承認が必要でしたので、その時は驚きました。

基本的に上司は助言をくれますが、判断の余地はこちらに残してくれます。ですので自分の仕事を自分でハンドリングしているという感覚があり、やりがいも感じやすいです。

上司の干渉が最低限

上司の干渉は最小限です。

こちらのマネージャーは日本のマネージャーと比べマイクロマネジメントしない傾向にある様です。上司はできる限り、部下に裁量を与えようという姿勢です。それが部下に工夫の余地を与え、またやる気、成果に繋がると考えています。

私の場合は上司とのコミュニケーションは基本的には週に1度の1on1ミーティングのみです。その他はたまにチャットで質問したりする程度です。上司の方からチャットが来ることはほとんどありません。これまでに3人の上司のもとで働きました、どの上司も干渉は最小限でした。

コミュニケーションが少ないからといっても無関心な訳ではなく、こちらからの相談には積極的かつ協力的です。

なので上司とのやり取りでのストレスはほとんどありません。

仕事の範囲が明確に決まっていない

日本の会社だと部署や役割によって仕事がわりとしっかり決まっていると思います。一方で私が現在働いている部署では仕事の範囲がカチッと決まっているわけではありません。

例えばハードウェアの開発のプロジェクトでは複数のエンジニアがチームを組んで開発に取り組みます。そのチームにはプロジェクトリード、メカエンジニア、電気エンジニア、評価エンジニアなど様々なエンジニアがいます。

各エンジニアの担当する範囲はざっくりとは決まっているのですが、各プロジェクトの進行はとても流動的なので状況によっては自分の領域を超える範囲をすることもあります。場合によっては電気のエンジニアがメカエンジニアの仕事をしたり、その逆もあります。

こちらではそのような状況を好機だと捉え積極的にやろうとします。エンジニアたちは常に自分の出来ることを増やそうとしています。やれることを増やして自分の評価や存在感をあげ、さらに仕事を獲得して部下を増やす。そうやって組織が成長していく感じです。

仕事の範囲が明確に決まっていないので部署間、個人間で常に領土争いがあります。なので他者のサポートをすることに非常に協力的ですが、油断をすると、その仕事をごっそり持っていかれる危険性を孕んでいます。

スピード優先

GAFAでの仕事はとにかくスピード優先です。

プロジェクトの仕様変更が頻繁にあり、それに即座に反応することが求められます。ですので、はじめに出てきた仕様を信じて検討を深堀りしすぎるのはよくありません。まずは最低限の範囲でアウトプットし、そこに新たに変更が加わるというのを繰り返していくイメージです。

私も入社間もない頃は一つ一つの仕事を慎重にこなしていました。成果物に間違いがないかの確認に時間を費やしたりしていました。そのため、どうしても最初のレスポンスが遅れがちになっていました。

入社1年目に上司からもらったフィードバックが、quick initial responseでした。依頼があった物についてはとにかく早く反応を示し、状況に応じて適切なレベルの成果物を出す。すべてのものを作り込んではいけないということです。

まとめ

いかがだったでしょうか。GAFAでの働き方について参考になりましたでしょうか。ざっくりいうと自己責任で自由に出来る、という感じです。好みの問題だとは思いますがこの様な働き方があっている方にはおすすめです。

本記事のまとめ

  • GAFAの働き方特徴6選
    • 働く場所、時間が自由
    • 休みがとりやすい
    • 裁量が大きい
    • 上司の干渉が最低限
    • 仕事の範囲が明確に決まっていない
    • スピード優先

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