GAFAでの働き方ってどんなものなの?どんな特徴があるの?日本の会社と比べてどう?
一読者のギモン
この記事ではそんなギモンに答えます。この記事を書いている私(@EngineerLifeOrg )は、日系メーカーでエンジニア職を5年経験したのち退職、MBA留学をしました。留学中にGAFAでのインターンを経験。MBA卒業後はアメリカのGAFA本社でエンジニアとして働いています。現在4年目。
本記事の内容
- GAFAの働き方特徴6選
- 働く場所、時間が自由
- 休みがとりやすい
- 裁量が大きい
- 上司の干渉が最低限
- 仕事の範囲が明確に決まっていない
- スピード優先
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GAFAの働き方特徴6選
働く場所、時間が自由
働く場所や時間は各自比較的自由に調整できます。
いつどこでどの様に仕事をしたかが評価されることはあまりありません。プロジェクトが進んでいれば良いのです。
日本で働いていたときには、何時にぐらいには来ないといけないとか、少なくとも上司よりは遅く帰った方が良い、みたいな空気が少なからずありました。
こちらでは全くそんな雰囲気はありません。周りの人間がいつ来ていつ帰っているかということを気にすることはありません。
私もCovidで在宅勤務が始まる前も、自宅で勤務したりすることはありました。
ミーティングにもFace to faceで参加したり、電話で参加したり、各自それぞれがやりやすいやり方で参加しています。
子供の送り迎えや家事に時間を割く人も多い印象です。
各自のライフスタイルに合わせた勤務ができるのは良いところの一つだと感じます。
休みがとりやすい
先ほどの、働く場所や時間が調整しやすいという点に加え休みがとりやすいのも良い点です。
プロジェクトが進んでさえいればよいのでうまく調整さえしておけば気兼ねなく長期の休みを取ることが可能です。また同僚や上司も長期の休みを取ることに理解がありとても協力的です。
評価も出社することではなくプロジェクトへの貢献度やクリエイティビティで測られるので長期の休みが不利に働くことはあまりないように思います。
私が長期の休みを取る時も、同僚がフォローをしてくれ、上司も代わりにミーティングに出てくれたりしました。
こちらではお互いに長期の休みを取るのが通常なので、気後れすることなく長期の休みをとりやすいです。
裁量が大きい
末端のエンジニアであっても裁量が大きく、やりがいを感じやすいと思います。
例えば、入社した直後に任されたプロジェクトでは全て自分の裁量で仕様書を書かされました。これはサプライヤーに出す仕様書でした。
私は仕様書を作成した後、上司のところに資料を持って行き承認の欄に承認をもらおうとしました。しかし上司からは、そこはお前がサインをするところだ、と言われました。
かなり大きなプロジェクトの仕様書でしたし、日本でも同じ様なことをするときには必ず上司の承認が必要でしたので、その時は驚きました。
基本的に上司は助言をくれますが、判断の余地はこちらに残してくれます。ですので自分の仕事を自分でハンドリングしているという感覚があり、やりがいも感じやすいです。
上司の干渉が最低限
上司の干渉は最小限です。
こちらのマネージャーは日本のマネージャーと比べマイクロマネジメントしない傾向にある様です。上司はできる限り、部下に裁量を与えようという姿勢です。それが部下に工夫の余地を与え、またやる気、成果に繋がると考えています。
私の場合は上司とのコミュニケーションは基本的には週に1度の1on1ミーティングのみです。その他はたまにチャットで質問したりする程度です。上司の方からチャットが来ることはほとんどありません。これまでに3人の上司のもとで働きました、どの上司も干渉は最小限でした。
コミュニケーションが少ないからといっても無関心な訳ではなく、こちらからの相談には積極的かつ協力的です。
なので上司とのやり取りでのストレスはほとんどありません。
仕事の範囲が明確に決まっていない
日本の会社だと部署や役割によって仕事がわりとしっかり決まっていると思います。一方で私が現在働いている部署では仕事の範囲がカチッと決まっているわけではありません。
例えばハードウェアの開発のプロジェクトでは複数のエンジニアがチームを組んで開発に取り組みます。そのチームにはプロジェクトリード、メカエンジニア、電気エンジニア、評価エンジニアなど様々なエンジニアがいます。
各エンジニアの担当する範囲はざっくりとは決まっているのですが、各プロジェクトの進行はとても流動的なので状況によっては自分の領域を超える範囲をすることもあります。場合によっては電気のエンジニアがメカエンジニアの仕事をしたり、その逆もあります。
こちらではそのような状況を好機だと捉え積極的にやろうとします。エンジニアたちは常に自分の出来ることを増やそうとしています。やれることを増やして自分の評価や存在感をあげ、さらに仕事を獲得して部下を増やす。そうやって組織が成長していく感じです。
仕事の範囲が明確に決まっていないので部署間、個人間で常に領土争いがあります。なので他者のサポートをすることに非常に協力的ですが、油断をすると、その仕事をごっそり持っていかれる危険性を孕んでいます。
スピード優先
GAFAでの仕事はとにかくスピード優先です。
プロジェクトの仕様変更が頻繁にあり、それに即座に反応することが求められます。ですので、はじめに出てきた仕様を信じて検討を深堀りしすぎるのはよくありません。まずは最低限の範囲でアウトプットし、そこに新たに変更が加わるというのを繰り返していくイメージです。
私も入社間もない頃は一つ一つの仕事を慎重にこなしていました。成果物に間違いがないかの確認に時間を費やしたりしていました。そのため、どうしても最初のレスポンスが遅れがちになっていました。
入社1年目に上司からもらったフィードバックが、quick initial responseでした。依頼があった物についてはとにかく早く反応を示し、状況に応じて適切なレベルの成果物を出す。すべてのものを作り込んではいけないということです。
まとめ
いかがだったでしょうか。GAFAでの働き方について参考になりましたでしょうか。ざっくりいうと自己責任で自由に出来る、という感じです。好みの問題だとは思いますがこの様な働き方があっている方にはおすすめです。
本記事のまとめ
- GAFAの働き方特徴6選
- 働く場所、時間が自由
- 休みがとりやすい
- 裁量が大きい
- 上司の干渉が最低限
- 仕事の範囲が明確に決まっていない
- スピード優先
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また、英語についての記事も書いています。気になる方はぜひ。